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『医薬品業界の数字のミカタ』3.薬局の経営判断

『医薬品業界の数字のミカタ』3.薬局の経営判断

2011年12月26日 (月) 09時00分配信 投稿日:11/12/26 09:00 icon_view 348view

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■薬局の経営判断

わたしは花粉症の薬を正月過ぎに飲み始めます。耳鼻科の門前薬局で花粉症の治療薬数万円払うこともあります。ある日、シャクなので、どこの病院の処方せんでも受け付けますという他の薬局に行ったら、その欲しい薬がなくて数軒回ってそれほど特殊でない薬を、もとの門前薬局で受け取る羽目になったことがあります。わたしのような物好きは例外として、体調がよくない患者さんにとって薬局のはしごはつらいものです。

ところで、大病院でも棚卸が万全でないところにはまれに使用期限切れの在庫があります。薬局で期限切れは一大事、廃棄損になるので、社長は必要以上に仕入れるなという傾向が強いでしょう。このような時、廃棄損を恐れて欠品を出してしまうことになればその患者さんからの売上を逃してしまうばかりか将来の来訪も期待できない可能性が生じます。薬局の品揃えと廃棄損にはトレードオフ関係があります。

確かに、薬局は待ちの商売で、近隣の医療機関の診療(営業)に依存する割合が高いのですが、実行可能な顧客満足度向上策だってあります。その一つが、品揃えであると仮説をたてることもできます。新幹線の車内販売でも、天候などを分析した売り子の経験、勘によっていますが、薬局を科学的に経営する場合も、近隣医療機関の患者数などの外部想定に基づいて利益を生む最適なミックスを検討することになるでしょう。廃棄損は出てもいいから欠品をするなという判断も出るかもしれません。

その他にも、顧客満足に向けた実施策があります。薬局で、患者さんが不安になっているとき、困っているときに、待たされたり、延々と余計な説明をされたりすることは避けたいものです。また、薬局経営では短期的にはロケーションやシステムで差別化することになりますが、人財教育が最重要課題であり、教育投資と人件費が経営判断の主要な部分を占めることになるでしょう。

これらの場合も数字を味方につけて行動方針をつくるべきと思います。


(次ページ)■物語に数字を・・・

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