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1.自己分析

1.自己分析

2011年10月31日 (月) 09時01分配信 投稿日:11/10/31 09:01 icon_view 492view

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はじめに

 はじめまして。伊藤と申します。これから5回に渡って6年制薬学部の就職活動(就活)をテーマに記事を書かせていただきます。6年制に移行して初めての就職活動にどのように取り組んだのかを記憶が鮮明なうちに書き残したいと考えています。今回は資格についてと自己分析についてまとめました。
 

資格について

薬学部が6年制課程に移行し、もうすぐ第一期生が卒業しようとしています。学生の立場から見ても試行錯誤の連続で「実習先の確保」「CBT・OSCE」などの問題が表れ、様々な噂が流れていたように感じました。ですが、ここまで順調にカリキュラムが進んだのは大学・薬剤師の先生方が全力を注いで下さった結果によるものと感謝しております。
就活を進めていくうちに「本当に薬剤師になりたいのか」をしっかり考えることが、人生設計においてかなり重要だと思うようになりました。本当に資格を使うのかどうか、一方で資格を使わない生き方もあるはずです。病院、薬局、ドラッグストア、企業…。どれも社会にとって欠かせない重要な仕事です。今、就職四季報という数百ページの本が私の手元にあります。この本には日本に存在する各業界の企業情報が書かれています。医療・製薬業界に一体何ページ割かれているでしょうか。ドラッグストアの種類は数え切れないし、全国チェーンの薬局もある、少なくとも10から20ページくらいはあるでしょうか。しかし、実際に開いてみると4ページ程度しかありません。つまり、私たちが普段見聞きしている業界は日本の巨大な経済のほんの一角でしかありません。それならもっと外側にも目を向けるべきでは無いでしょうか。薬学と全然関係ない分野まで見ずとも、調剤以外で薬剤師資格を必要とする仕事はあります。

結局、私も製薬業界に就職しますが、製薬以外の業界も調べた上で選択しました。その理由は専門知識を生かせる仕事に就きたかったからです。6年間も薬について学んだことで愛着を持つようになったのかも知れません。これから約40年、自分が何のために働くのか。就職活動は、自分について考える貴重な時間です。
 

自己分析について

自己分析はとても画期的でした。自己分析をしたおかげで自分の軸が定まりました。ここがしっかりしていたおかげで職種がぶれたりすることは一切ありませんでした。
自己分析については賛否両論ありますが、私なりにやってきたことを紹介したいと思います。ただし、やり方は人それぞれですので絶対にこうしなければならないものではありません。この回では私の自己分析について紹介します。この方法は大学のキャリアセンター等で教わった方法を自分なりにカスタマイズしたものです。
なぜ自己分析をするのでしょうか。私自身、未だに明確な答えに辿り着いておりません。就活前の自己分析は自分の考え方や性格を理解し、これから何をしていきたいか、どんなライフスタイルを築きたいかを明らかにすることだと思っています。また、就活前に限らず、生涯に渡って自己分析を続ける必要があると考えています。薬学は生涯勉強するものだと言いますが、自己分析も同様でしょう。
 

自己分析 (未来向き)をやってみましょう

まず、A4サイズの紙を用意してください。自己分析には未来ベクトルと過去ベクトルがあります。始めに未来向きの自己分析方法について書きます。未来向きの自己分析とは自分が将来どうなっていたいかをまとめる分析です。

始めに5年後、10年後にどんな自分になっていたいのか、どんな存在になっていたいのかを考えます。この時に浮かんでくるイメージを別の紙に書いてみると良いかも知れません。次にA4サイズの紙を横向きにして縦9×横7の表を作成します。横のセルの一番上には就職後1年、2年、3年、5年、10年、目標・夢と書きます。縦の一番左のセルには仕事、経済状態、精神的成長、学習目標、生活観、趣味・娯楽、健康管理、家族、その他と書きます。
 

表1


それから、この表をどんどん埋めていきます。横のセルは時系列で、目標・夢にはいつかはこうなりたいという自分の姿を書きます。縦のセルは自分が人生において大切にしたいことを書きます。ここでは私の例として8つ挙げましたが、書き足したり、削ったりしてみて下さい。仕事のマスにはその年に習得したい技術や知識、資格などを記入します。経済状態は貯金や大きな買い物、精神的成長は内面的にどんな成長を遂げたいか、学習目標はどんなスキルを得るために何を学んでいくかを表します。ここから先はプライベートに関する内容で、生活観は衣食住と豊かさ、趣味・娯楽はどんな趣味を持ちどんな事をするか、健康管理は運動の目標など、家族は結婚の予定などを書きます。
いかがでしょうか?コツの一つはより遠い未来から逆算する方法です。始めに目標・夢の欄から埋め、それを達成するためにはこの時点で何が出来ていなければならないかを考えていきます。実際はこの表の通りに行かないと思いますが、その時点で自分なりの目標を持っている事が非常に重要だと思います。また、この表を埋めていくことで希望職種の志望動機も少しずつハッキリしてきます。特に、「仕事」の「目標・夢」欄は志望動機やマッチングと密接に関わります。例えば、「在宅医療を通じて地域社会で必要とされる薬剤師になりたい」という目標を立てた場合、就職する薬局を探す際、在宅に力を入れているか否かが大切な評価軸になります。すると、志望順位も決定できます。
「将来どうしたいか」は面接でもよく問われるテーマの一つです。その場でぶれない為にも、未来の自分の為にもしっかり答えを出しておく事が大切です。


著者:伊藤雅隆


*この記事は2018年2月14日に更新しました。
*本記事の掲載内容、データ、リンク先、著者の所属先や肩書などは掲載当時のものです。

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