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『がん治療と向き合う薬剤師』6.薬学生が考える“薬薬連携”とは?

『がん治療と向き合う薬剤師』6.薬学生が考える“薬薬連携”とは?

2012年07月16日 (月) 09時00分配信 投稿日:12/07/16 09:00 icon_view 378view

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1.はじめに

薬学教育が6年制になり、今年初めて卒業生が出ました。4年制時代と大きく変わったことは、病院と薬局ともに11週間の実務実習が必修になったことです。そしてこの長期実務実習で学んだことの一つに今回のテーマである薬薬連携がありました。
私は病院実習後に薬局実習だったのですが、薬局実習中に思ったことは「情報が少ない」ということです。病院ではカルテを見ることができ、そこには病名、検査値、病歴、処方歴…欲しい情報が全てありました。しかし薬局で与えられる情報は処方箋しかなく、必要な情報を得るには患者さんから教えていただくしか方法はありません。当然のことなのですが、この事実に私はとても驚かされました。
外来で化学療法を行う患者さんが増えてきて、薬局実習中にも抗がん剤を調剤する機会がありました。抗がん剤の処方なので薬局薬剤師はこの患者さんが"がん"だということはわかります。しかし、どこのがんなのか、どれくらい進行していて、転移はしているのか、といったことは一切わかりません。その状態で、服薬指導に入るというのが現状だと感じました。これは抗がん剤に限ったことではありません。
とにかく薬局には情報が少ない。これが実務実習を通じて感じたことで、薬薬連携に興味を持ったきっかけでもあります。そこで今回大変恐縮ではございますが、実務実習を通して感じた"薬薬連携"を薬学生の立場から述べさせていただこうと思います。
 

2. 薬局からの目線

薬局では与えられる情報が少ないのではないか、ということを初めに述べましたが、逆に患者さんのライフスタイルにより近い薬局薬剤師しか得ることができない情報もあります。その貴重な情報を、いかに病院へフィードバックできるかが最大の課題だと思います。
また、ジェネラリストとしての職能が求められる薬局薬剤師ではなかなか一つの疾患を深く勉強している余裕はないですが、薬局でも認定薬剤師の資格を取れるような制度にして、例えばがんに特化した薬局薬剤師を育成していってもよいのではないでしょうか。


(次ページ)しかしやはり現状では薬局・・・

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