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9.自分の10年後を考えてみる|薬剤師の働き方

9.自分の10年後を考えてみる|薬剤師の働き方

2012年08月22日 (水) 09時00分配信 投稿日:12/08/22 09:00 icon_view 481view

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■理想の職場を追い求めて

みなさんは、この先どのようにありたいと将来を考えているのでしょうか?

将来性のある企業や組織に入って、雰囲気も自分に合っていて居心地がよく、自分の思い通りに仕事もできて、何不自由なく定年まで勤められたら、最高の人生が待っているのかもしれません。

しかし、医薬品業界に限ったことではありませんが、業界を取り巻く環境は刻一刻と変化しています。入った時点では業績良くても、ライバルの台頭でシェアが逆転されることもありますし、期待されていた事業がうまくいかなかったり、制度が変わって、今までのやり方が通用しなくなったり・・・

逆に、入った時点は、あまり業績良くなくても画期的な事業展開ができたり、制度が変わるのを見込んで新しいやり方を導入して成功したり、また、現段階で存在していない企業が、10年後には輝きを放っているかもしれません。

「Going Concern(ゴーイング コンサーン)」

企業としての前提は、10年や20年ではなく無期限に事業を継続することです。変化の速い時代は、企業を経営する側にとって事業の継続はおろか、右肩上がりの成長を続けることは至難の業です。ましてや素人が、就職&転職活動という短時間で優良な企業を見極めるのは困難でしょう。
 

■就職活動?就社活動?

私も含めて就職活動とかいいながら、ついつい「宝探し」に時間をかけていたようです。そもそも「就職&転職活動」とかいいながら、いい会社探しをする「就社&転社活動」になっているのではないでしょうか。

「職業に就くこと」
この医薬品業界にとっては、医薬品というモノや情報をどのように扱う仕事をするのかということです。拙著「よくわかる医薬品業界」では、6つのカテゴリーに分けています。

「創る」・「作る」・「売る」・「運ぶ」・「選ぶ」・「教える」

一生の仕事と考えると、このカテゴリーは複数選ぶことになるかもしれません。自己分析し、将来ありたい自分の姿を描き、今経験すべきことを考えます。おおよそ入口は見えてくるのではないでしょうか。

しかし、漠然とした不安はつきものです。なぜなら、私も含めて少ない経験の中で考えているからです。どんな職業に就いている人でも、自分なりに考え行動し、業務の中で喜怒哀楽を味わい、経験を積みながら仕事をしています。もちろん若い頃は、自分の思い通りにならないことも経験しているはずです。

「職業に就くこと」の本質、それは入社や入職した後の経験の深さ、働きながら成長していくことに他なりません。
 

■薬剤師のキャリアパス

キャリアパスとは、仕事の経験やスキルを積みながら自らの能力を高めていくための将来の目的や昇進プラン、キャリアアッププランを明確化するものです。キャリアパスを設定することにより目標意識が高まり、仕事に対するスキルも効率良く高めていくことができます。

友人たちへのヒアリングも含めて、薬剤師のキャリアパスを整理してみました。自らの将来を設定する際に、薬剤師の働き方4分類と相関関係と合わせて参考にしていただければと思います。
 

  キャリアパス
保険薬局 管理薬剤師、エリアマネージャー、教育研修部門、 出店部門、マネジメント部門、マーケティング部門
ドラッグストア 店長、スーパーバイザー、バイヤー部門、出店開発部門、 マーケティング部門
製薬企業 営業所長、特約店部門、学術部門、人事研修部門、 マーケティング部門、プロダクト部門、開発部門
病院 薬局長、治験担当、DI担当


このように整理してみますと、今の経験を活かしてできることや、将来やりたい仕事のために今経験すべきことなどが見えてくるのではないでしょうか。もちろん、企業や組織によっては、キャリアパスに違いがありますし、新規事業でまったく新しいキャリアパスが将来存在しているかもしれません。

また、これら以外にも、ご両親の薬局を受け継いだり、独立して開局したりするチャンスもあるでしょう。さらには、メディカルやヘルスケアは他の業界から熱い視線を注がれている業界です。転職する意向あるなしにかかわらず、ある日突然、ヘッドハンティングされて、別の業界から必要とされることもあるかもしれません。

このように考えると、将来は何が起こるか不安なのではなく、自らの努力が報われ夢を引き寄せていく楽しみがいっぱいなのです。
 

■すべてに共通する「変化に適応すること」

つきつめて考えると、自ら選択して経験することも、人から与えられた経験の中で得ることも、すべて自分の糧となります。人生の分岐点では将来のイメージを強く描き、その時点で最善の選択をしたおかげで今があると思います。人生に無駄な経験などありません。

もしかしたら、人生のある時点ではリスクも省みず、つきすすむこともあるでしょう。周囲の声に惑わされず、自分を信じて道を進むことです。普遍なのは、手抜きすることなく勤勉に、今を努力しているかが一番重要であると考えています。

結果的に、自分の苦手を克服する必要があるかもしれませんし、学び続ける姿勢と変化を受け入れて行動する姿勢を持ち続ける必要もあるかもしれません。ビジネス書でも取り上げられる一文があります。

『この世に生き残る生物は、最も強いものではなく、最も知性の高いものでもなく、最も変化に対応できるものである。』

変化の時代こそ、ダーウィンの進化論的な考え方で、今の変化に気づき、環境を受け入れ、自ら行動することが、豊かな未来への近道だと感じます。
 

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著者:長尾剛司

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