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アメリカの今~アメリカから日本の薬局・薬剤師を考える~(1)|次世代のドラッグストア

アメリカの今~アメリカから日本の薬局・薬剤師を考える~(1)|次世代のドラッグストア

2013年01月02日 (水) 09時00分配信 投稿日:13/01/02 09:00 icon_view 218view

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早いもので、このコーナーも10回目となりました。
私も春から様々な仕事を経験することができ、薬剤師業界と同じくこの数年が大きなターニングポイントとなるのではないかと感じているところです。

その理由のひとつに10月14日から21日の間、AJD(オールジャパンドラッグ)のアメリカセミナーへ参加したことが挙げられます。

・日本に比べOTC化されている医薬品が多数ある
・あらゆる小売業が調剤へ進出している
・リフィル処方箋が導入されている
・予防接種を薬局で受けることができる
・国民皆保険制度ではない

そして、そのような社会の中で薬剤師が信頼される職業の上位にあるアメリカ。
参考にならないはずはないですよね。これから日本が"その通りに進んでいくかどうか"ではなく、我々薬剤師がどのような目的を持って、何に取り組んでいく必要があるのか、を学び今後の仕事に繋げていくため行って参りました!

渡米前から研修はスタートします。
成田空港の1室にて、コーディネーターである弊社社長の平野によるセミナーが始まり、アメリカで何を見るのか?
アメリカではドラッグストアと調剤は一体である、では何故その店にRxがあるのか?
ショッピングセンター全体に何が入っているのかを考える=ビジネスの成り立ちを考えるという視察のポイントや、医療の変化についての解説があります。
アメリカでは、公的保険(メディケア、メディケイド)以外は民間保険であり、それらはやはり利益を出さなければならず、「給付金をどのようにすれば減らせるのか?」から「どのような医療を行うのか、どの薬を使うのか?生涯の医療費を抑えるために、今何をするのか?」ということを真剣に考えていると言います。
それにより給付金の上限額が決まっていたり、ジェネリック医薬品を使用することと定めていたりすることは当然ながら保険料を支払っている個人や会社も助かるわけですが、そこでは医療(薬局)と保険会社の戦い(1錠=何ドルなのか?)も繰り広げられているということです。

この様な社会の中で薬局・薬剤師が考えなければならないのは、
「患者側に完全な薬局選択権があるという状況下で、何をするのか? 」
ということになり、日本においてもリフィル処方が今後開始されればどのような状況になるか、しっかり先を見据えておかなければなりません。

・・・というような流れで研修が始まったのですが、海外に行くのは今回が初めてだった私は、多少緊張しながら機内の時間を過ごしました。

これが何を意味するのか?
処方せん薬の構成比が50%以上であることから考えると調剤はそれ自体がマグネットとなり、売場の奥に引き寄せているのでしょう。そして予防接種の際のプライバシー保護としての役割も。

予防接種についてもインフルエンザの予防接種だけでなく、現在は次のように多くのワクチンが接種できるようになっていました。
(1)HeptitisA&B(A型、B型肝炎ウイルス)
(2)HPV(ヒトパピローマウイルス)
(3)Measles/Mumps/Rubella(麻疹/おたふくかぜ/風疹)
(4)Varicella(水疱瘡)
(5)Flu(インフルエンザ)
(6)Shingles(帯状疱疹)
(7)Tetanus/Diphtheria/Pertussis(破傷風菌/ジフテリア/百日咳)
(8)Meningococcal(髄膜炎菌)
(9)Pneumococcal(肺炎球菌)
(10)Hib(インフルエンザ桿菌タイプB)
そして、視察したウォルグリーンは24時間営業を実施。
もしその店舗で24時間営業をしていなくても一番近い店舗の住所を表示しておけば、車社会のアメリカでは車で10~15分で行ける距離であればそこまで行くことが可能だということ。
これは地域においてのドミナント展開をしているからこその対応です。ただ店舗数を増やせばよいということではなく、お客様や患者さんにとって便利な場所に店舗があるということ。
ウォルグリーンはアメリカの人口3億人中、2億人の家から3マイル以内に1店舗ある出店をしているということです。
それだけでなく、医薬品の情報は14カ国語でプリントアウトできる、ドライブスルーによってすぐに取りに行ける、忙しい時にさっと寄れ、プライバシー保護にも役立つといったサービスを受けることが出来ることから"近さ"の強みを知ることが出来ました。

このように、物理的"近さ"による価値だけでなく、精神的・社会的"近さ"から生まれる価値について、私も良く考えてみたいと思います。

 

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※シアトル街中にあるシティターゲット(カート専用エスカレーター完備!!)店内。
薬のボトルも企業のイメージカラーの赤、調剤室の脇にはターゲットが提供するサービスは何かを明確にする掲示がありました。

 

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※シアトルダウンタウンにあるバーテルドラッグのOTC売場。

 

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※マンホールから立つ湯気をみてアメリカっぽいと思ってしまう筆者・・・

 

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※シアトル中心のスターバックスの店舗所在地(Google Mapより)
シアトルはスターバックスコーヒー発祥の地、1号店を含む3店舗に行ってみました。



著者:赤川信一郎

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