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急速に変化する環境下で生き残るには?|次世代のドラッグストア

急速に変化する環境下で生き残るには?|次世代のドラッグストア

2013年06月11日 (火) 09時00分配信 投稿日:13/06/11 09:00 icon_view 377view

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ネット販売、進まぬ後発医薬品使用率、医薬分業率の頭打ち、そして分業批判・・・。

今まで処方箋調剤を行っていれば十分以上の利益が確保できていた調剤という薬局の切り札ですら、5年後・10年後には様々な業種が参入してくるかもしれず、その中で新たな業態が生まれ、医療費抑制とともに調剤の利益率が低下していく。

将来を見越して、大手調剤チェーンは様々な戦略を講じようとしていることは、ニュース等で皆様もご存知でしょう。
クオールのようにコンビニとの融合・利便性を追求した業態の開発に力を入れる企業もあれば、日本調剤のようにジェネリック製薬会社を持ち、調剤と別のビジネスモデルを創出する企業もあります。

私が関西のある調剤チェーンの方とお話しさせて頂いた際も、「保険調剤以外に地域の方が薬局に来てくださる理由が必要だ!」ということから、弊社へ指頭血採取による生化学検査について視察に来られたこともありました。(弊社への見学は随時受付しております)

今回は、保険外収益を上げる手段について述べるわけではなく、これから起こるであろう環境変化にどのように準備していくべきか、薬局業務全般を振り返りながらお話ししたいと思います。


【コア業務とノンコア業務】

今回、この2つの分類において考えていきたいと思います。

画像1

※野村総合研究所「調剤薬局に期待される生産性の向上」(松尾大輔氏)より引用


例えば、処方箋をレセプトコンピュータ(以下レセコン)に打ち込む作業は、どんなに速くて正確な事務員が居たとしても正確性は100%にはなりません。しかしながら2次元バーコードを導入するとどうなるでしょう?
処方医のオーダリングが正しければ、一瞬にして正確性100%のレセコン入力が完了してしまいます。

同じように在庫管理について考えてみると、どんなに時間を掛けて、長期処方の患者さんをカレンダーなどで来局予定日を管理して細かく発注を見ていったとしても、飛び込みの処方箋や日数の更なる長期化によって欠品する確立は0%とはなりません。

実際に、レセコンメーカーが提供する在庫管理システムの中には、処方日数から次回来局予定を割り出し、その週の発注に必要数量を落とし込んでくれたり、薬剤ごとに指定の発注点を設定できる機能を盛り込んだりしたものが溢れています。

特に調剤併設ドラッグストアのフォーマットを持つ弊社においては早い段階から、システム化に取り組んでおり、現在では週1回の定期発注(EOS:electrical ordering system)を実現しています。
※もちろん、緊急時の発注はありますが、その回数も多くの店舗が月1桁で収まっています。

このように機械にとって代わられる業務はつまり、コアではなくノンコア業務なのです。 在庫管理はデッドストックの期限管理や、季節変動がありますから、完全なる機械化は難しいかもしれませんが、果たして薬剤師が行う必要があるのか?これは検討の余地ありですね。

機械化だけに関わらず、効率化というのは「誰が」その業務を行うか?という視点も必要でしょうね。

しかしながら、組織というものはどうしても運営管理のためにノンコア業務が増える傾向にあるようにも思います。それはやはり管理体制を厳重にするものだったり、作業を現場に任せてしまうものであったりするのですね。

そういった環境下で、ノンコア業務に追われ、薬局・薬剤師としてコアとなる業務(=差別化・強い来店目的となる感動を共有できる人材育成や主体性の発揮)が疎かになったり、スタッフ個々の強みが損なわれたりはしていないでしょうか?

仕事を増やすのは簡単なもので、「やれ」で済むのですから。
しかしながら、仕事を減らすには「視点の変化」、「新たなアイデア」または「既存概念を切り捨てる」ことが必要となってきます。

それを、5年後10年後を考えて今まさにコア業務を磨き、ノンコア業務を効率化していかなければならないことに気付き、行動できるか?

この両輪を正回転させ続けることができる薬局・薬剤師が今後この業界にどんどん増えて繋がり、大きな力になることを心から望みます。


著者:赤川信一郎

 

【関連Q&A】
Q.皆様の薬局では、在庫管理ってどうされてますか?
Q.不動在庫の買取サービスについて教えて下さい。
Q.時間をかけて在庫をしぼり、薬価で購入したにも関わらず、それが無駄になるどころか…
Q.そこまでして在庫を絞る、絞りたがる意味はなんなんでしょうか?

 

【関連記事】
・調剤業務の改善案(アンケート結果)
・ノンコア業務を効率化した2例(次世代のドラッグストア)

 

【連載記事】
*「次世代のドラッグストア」の連載記事は こちら

 

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