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ノンコア業務を効率化した2例|次世代のドラッグストア

ノンコア業務を効率化した2例|次世代のドラッグストア

2013年06月18日 (火) 09時00分配信 投稿日:13/06/18 09:00 icon_view 94view

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前回、コア業務とノンコア業務という分類で薬局・薬剤師の仕事を考え直すという提案をさせて頂きました。
その中で『機械に代わりが利く業務はノンコア業務である』とも述べ、2次元バーコードでの処方入力や在庫管理のシステム化を例として取り上げました。

今回はもう少し例を挙げながらノンコア業務の効率化を考えたいと思います。

1.デッドストックを薬局間で効率的に処理し合う
在庫管理システムを導入している薬局であれば、統計報告データから使用頻度の低い薬剤や、数ヶ月間不動となっている薬剤はすぐに把握できるのではないでしょうか?
しかしながら、多くのシステムは期限・Lotの管理までは上手くいっておらず、期限切れによるロスを防ぐためにはそれらを手作業で洗い出す必要があります。

しかしながら、そこまでは何とか出来たとして、それをどのようにして処分していきますか?

面処方の多い調剤併設ドラッグストアでは、放っておけば際限なく在庫が増え続け、同時に不動在庫も少しずつ増えていきますから、デッドストック処理の効率化はノンコア業務の中でも比較的、時間と労力を掛けている部分なのかもしれません。

しかしながらチェーン薬局であれば、ちょっとした工夫とツールの作成によって全店舗でデッドストックのやり取りを実現することが可能になる、それはエクセル+VBAで実現します。

しかしながら、そこまでは何とか出来たとして、それをどのようにして処分していきますか?

面処方の多い調剤併設ドラッグストアでは、放っておけば際限なく在庫が増え続け、同時に不動在庫も少しずつ増えていきますから、デッドストック処理の効率化はノンコア業務の中でも比較的、時間と労力を掛けている部分なのかもしれません。

しかしながらチェーン薬局であれば、ちょっとした工夫とツールの作成によって全店舗でデッドストックのやり取りを実現することが可能になる、それはエクセル+VBAで実現します。

私が3年前に作成したものは、
・店舗用ファイル(デッドストック一覧表、使用頻度順在庫表、薬剤コードマスタ)
・全店用ファイル(店舗用ファイルを取り込むリスト、引き取り書き込み用リスト)
の2種類です。

しかし、ただ単に表が配置されたものではなく、エクセルVBAによってレセコンからのデータ取り込みと、全店舗分(約4,000品目)を自店舗で使用実績のある薬剤のみに絞り込むように組んでいます。

画像1

このファイルを以て、
STEP.1 自店のデッドストックをまとめて共有フォルダに提出
STEP.2 全店集計シートから自店舗の実績に絞り込んで引き取れる薬をチェック
STEP.3 共有フォルダに引き取れる薬を各店が書き込む
STEP.4 引取り先が見つかった薬を受入先に払い出す
という流れで運用しています。

これにより、4,000品目全てとまではいきませんが、何もしなければ他店舗で使用しているにもかかわらず、期限切れを迎えてロスとなってしまう薬剤を組織全体が意識して引き取りしていく、またそれを支援するツールがあるとハードルもぐっと下がり、デッドストックの減少と有効活用が出来るようになるのです。

2.ローカルチェーンにおける店舗間配送便による効率化 皆さんの薬局では在庫品目はどのくらいでしょうか?
面処方を多く受け付ける薬局であればあるほどに、在庫品目数は膨らみ続けるにもかかわらず、結果としては「無いときは無い」と言わんばかりに、在庫のない処方を含む処方箋が舞い込んでくるものです。

それは下のグラフを見てもわかるとおり、在庫品目数をいくら増やしていっても不足なくお渡し出来る率=カバー率は頭打ちになってしまうのです。
画像2

そこで、店舗と店舗の距離が近い"ドミナント展開"を行う弊社において調剤薬を移送するための配送便を設置してはどうかということになりました。

実際に、受け付けた処方箋に対する"カバー率"を調査すると、配送便を導入することで調剤併設ドラッグストアのカバー率は95%~98.5%となり薬剤不足による卸への急配・患者さん宅への配達などが大幅に削減出来たのです。

あるエリアの試算では、月間2,283分の時間節約=経費削減となったことも分かりました。

コスト面だけでなくエリアの中心店舗に配送便があれば、近隣の店舗まで片道5~20分圏内となり、急配と配送便利用時を比較しても、より早い薬剤調達が可能となります。 また急配の削減で卸様の負担軽減にも繋がることは事実で、弊社の週1回の定期発注もこの配送便に支えられている部分が大きいと考えます。

今現在、北九州市内にて6名の配送専任スタッフが活躍しており、現場の心強いサポーターとなっています。(下図)

画像3
※GoogleMapより

これらは1企業で実施するにはハードルが高いかもしれません。

しかしながら、地区の薬剤師会の会員薬局同士をこのような配送便が繋ぐことができたらどうでしょうか?

ノンコア業務の効率化は決して1企業だけで完結するものでなく、むしろ地域の薬局全体で考えることで薬局サービスの消費者とも言える患者さんへの利益に繋がるのでしょう。

多企業連携の好事例を私も楽しみにしております!



著者:赤川信一郎

 

【関連Q&A】
Q.皆様の薬局では、在庫管理ってどうされてますか?
Q.不動在庫の買取サービスについて教えて下さい。
Q.時間をかけて在庫をしぼり、薬価で購入したにも関わらず、それが無駄になるどころか…
Q.そこまでして在庫を絞る、絞りたがる意味はなんなんでしょうか?

 

【関連記事】
・調剤業務の改善案(アンケート結果)
・コア業務とノンコア業務

 
【連載記事】
*「次世代のドラッグストア」の連載記事はこちら

 

 

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