新着記事・レポート

カテゴリーを選択

ドラッグストア

<<前の記事へ

21.次世代を担う薬剤師の役割|次世代のドラッグストア

21.次世代を担う薬剤師の役割|次世代のドラッグストア

2014年01月02日 (木) 08時00分配信 投稿日:14/01/02 08:00 icon_view 301view

お気に入りに登録

お気に入りに登録

icon_view 301view

本コーナーでは様々な取り組みを紹介させて頂きました。
次世代とは言ったものの、それが本当に将来を見据えてのことなのか、単なるイチ企業のイチ取り組みなのか、分かりにくかったのかもしれません。

しかしながら、平成25年6月に発表された『日本再興戦略』においては、我々薬剤師が寄与しなければならないことが、まさに今まで紹介してきた取り組みであり、またはそれに通じることであることが明記されているのです。

(以下、日本再興戦略より抜粋)
 


如何でしょう?現状の問題点を解決する資源とは、我々薬剤師であるとされているのです。
特に予防における働きかけ、これは何も生活習慣病に関してだけではありませんよね。
一般用医薬品の適正使用、即ちネット販売では得られないFace to Face、肌でお客様の情報(身体状況・感情)を感じ取るからこそできる情報提供があるでしょう。
更に、症候から予測できる疾患を考慮して、受診勧奨すべきかどうかなども重要であることは言うまでもありません。
その他にも、超高齢者社会を迎えるにあたり、新健康日本21にも取り上げられているロコモティブシンドローム、認知症への関わり方・・・

あなたなら、薬剤師として自分には何が出来ると思いますか?

何も、人から決められた事だけが答えではありません。
例えば、認知症患者さんの服薬管理のためにご家族へ熱心にお話しすることだったり、筋力低下を予防するために家の中でもできる運動を提案したり。
あなたが今、出来ることから始めれば良いのです。

未来は、今の積み重ね。

いくら在るべき未来図から逆算して、今やるべきことがわかったとしても、行動しなければ未来は決して変わりません。

これまで私からはドラッグストア薬剤師についてお伝えしてきましたが、本当に言いたいのは「薬剤師の未来も1通りではない」ということ。

当社では、お客様へのマーケティングを考える際に、「Segment One & Only」という考え方があります。
この言葉には、「たった一人のあなたのための」という気持ちが込められています。

それと同じように我々薬剤師も、一人ひとりが目の前に居る患者さんに対して「たった一人しか居ない○○さん」と思い、今出来ることを提供する。
そして目の前の患者さんのために必要なスキルを身につけていくことで、我々薬剤師も100人100通りのキャリアプランが描けるのだと思います。

前掲した日本再興戦略のゴールは、2030年です。
今から17年後、あなたは何処で、何をしているのでしょうか?

現在薬学生の皆さんなら、現場でバリバリ後輩を指導している薬剤師になっているかもしれませんし、例えば著者なら17年後は51歳。その時、本当に「効果的な予防サービスや健康管理の充実により、健やかに生活し、老いることができる社会」は実現されていなかったらきっと老後を不安に感じるでしょう(笑)

もし「今が辛くてそれどころじゃない」と、現在さまざまな要因(環境変化や人間関係など)で悩んでおられるなら、少し自分の感情からも離れて考えてみてはどうでしょうか。

ネット販売が解禁となりましたが、それは誰か特定人物のせいでしょうか?
また、上司・先輩と合わなくて悩んでいる・・・、それは上司・先輩が理想の人物ではないせいでしょうか?

今の感情から一歩引いてみて、「そう感じている自分」と向き合ってみる。

そしてネガティブな自分も、患者さんと接して輝いている自分も、休日が待ち遠しいと感じる自分も、みんな「私」。
良いところも悪いところもあり人と関わり合ってしか生きていくことしかできないのが「人間」なのだと気付けば、自分だけでなく他人も、そしてこれから起こる様々な出来事に対しても多面性があることに気づくことができ、「どのようにすれば良い方向へ導くことができるか」を考えることが出来るようになるのかもしれません。

「諸行無常」

すべては移り変わっていくもの。
世の中は常に動き、人は欲求を満たすために便利なモノを創造していく。
でも、移り変わらずにそこに在り続けるものの1つは“信頼”です。

我々薬剤師は、仕事を通じて確固たる信頼を得ることができる職業。
これだけは誰が「No」と言おうとも、私は譲れません。
ドラッグストアであれ、調剤専門薬局であれ、淘汰される理由は規模でもブランドでもなく、地域住民の皆様にとって「信頼に足る存在」であるかどうか、というのが持論です。

そして、私が考える「次世代を担う薬剤師の役割」とは、
『一人ひとりに真摯に接することで得られた成果(治療成績・継続率・医療費削減ほか)を、臨床データとして蓄積、分析・共有することで、全国でその恩恵を受けられるようにすること』

その為には、薬剤師が個人や地域、また企業で小さくやっていては実現出来ません。
私は、このココヤクがそのような個々の取り組みを、全国に拡めていくための土壌となることを願っています。
 




この記事について/著者:赤川信一郎

Good2

コメントする

コメントする

コメント

回答:0件

記事・レポート(1336件)

show

2017.09.20 new 260.いよいよ動き出した第二薬剤師会 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.09.13 new 259.“要注目”検討会での方向性 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.09.07 91.先生 【世塵・風塵】

2017.09.06 258.この表現に耳を疑った 【薬剤師業界のウラガワ】

2017.08.30 257.言葉の印象が事の重大さを遠ざける? 【薬剤師業界のウラガワ】

もっと見る

業界ニュース(19957件)

show

アンケート

show
ただいま、募集中のアンケートはありません。

もっと見る

セミナー情報(2件)

show

ブログ(5652件)

show

求人情報

show

よく見られている
新着記事・レポートランキング 集計期間:09月16日~09月23日

もっと見る

よく見られている
薬剤師のQ&Aランキング 集計期間:09月16日~09月23日

もっと見る