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(特別編2)いずれ一本化か?2つのファーマシスト制度のナゾ|薬剤師業界のウラガワ

(特別編2)いずれ一本化か?2つのファーマシスト制度のナゾ|薬剤師業界のウラガワ

2012年08月31日 (金) 09時01分配信 投稿日:12/08/31 09:01 icon_view 804view

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日本薬剤師会はこのほど『ウエルネスファーマシスト』認定制度を稼働させた。
「これってスポーツファーマシストと何が違うの?」
多くの薬剤師の方は、こんなフレーズが頭の片隅に浮かんだのではないだろうか。
ウエルネスファーマシストを日本語表記すれば「運動支援薬剤師」。つまり、運動支援の知識を有する薬剤師ということだ。ここでいう運動とは、健康を維持するためのものであり、寝たきりやメタボ防止のための「運動」のこと。具体的な活用方法としては、薬局の窓口で服薬指導をする際に、「運動もしましょうね」と画一的に話すのではなく、高血圧の方にはこの運動、骨粗しょう症の方にはこうした運動といったように患者の個性に併せたアドバイスができるようになるもので、高いスキルを有した薬剤師が居る薬局としても認知されていこうという発想だ。

認定を受けるにはe―ラーニングで受講、ネット上での試験に合格し、さらに認定委員会での審査をクリアすれば認定証が発行されるという仕組みだ。受講資格は薬剤師の免許を有していれば誰でも可能で、受講料は2万1000円(登録料込み)となっている。


同じメンバーが作る新資格?

 ここまで書くとほとんどの方は「スポーツファーマシストと仕組みまで似ている」と感じられるかもしれないが、それもそのはず。日本アンチ・ドーピング機構が認定委員会に入っているほか、スポーツファーマシストが始まる際の組織委員会に名を連ねた薬剤師が複数いるのだ。

薬剤師会幹部こう尋ねて見た。「名前も役割も似ているスポーツファーマシストはどうするんですか」。
こう切り替えされた。「いずれは一本化するかもね」。
スポーツファーマシストは稼働してから3年が経過し、これまでの認定料と受講料の合算は1億円を遥かに越す。しかし、現状は挨拶のネタになっている程度だ。こうした薬剤師会の体たらくに業を煮やし、スポーツファーマシストの会社を設立した有志もいる。

新たなウエルネスファーマシストもスポーツファーマシストのような道筋を辿るのか。スタート同時に心配される薬剤師の認定制度の雲行きは怪しい。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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