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『薬剤師業界のウラガワ』10.看護師の意気込みと薬剤師の受け身の姿勢

『薬剤師業界のウラガワ』10.看護師の意気込みと薬剤師の受け身の姿勢

2012年11月02日 (金) 09時00分配信 投稿日:12/11/02 09:00 icon_view 619view

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政府と厚生労働省は、数年前から社会保障制度改革に着手している。このなかで特に薬局・薬剤師の関心が高いのは、いわゆるフィジカルアセスメントや在宅医療の推進ではないだろうか。と、書いてみたものの、もしかしたらこっちかなと思ったのが日本版「NP」だ。

「NP」とは、日本看護協会などの関係団体と医政局看護課が強烈な意志を持って実現しようとしているナースプラクティショナーという診療看護師制度。米国では初期症状の診断や処方せんの発行など、一定のキャリアと知識の担保のうえで医行為を実施するワンランク上の看護師(ワンランク下の医師か?)として導入されている。10月末現在、医師会などの反発により、下火となっているものの、その炎が消えたとは到底思えない。

その証拠とも言えるのが先日厚労省内で行われた「医行為分類案および看護師の教育内容等基準の説明会」だ。記者が会場に足を踏み入れると、すぐに異変に気づくことができた。会議室の傍聴席がとにかく色鮮やかだった。決して服がハデという意味ではなく、普段が頭とワイシャツという霞ヶ関的な世界観の反動から、そのように見えたのだ。

要するに会場の8割を女性が占めたワケ。しかも"美魔女"なんて言葉がぴったりな方が揃いも揃って、厚労省の説明に対して熱心にメモを取っている。説明後にはスッと挙手して質問までしている。ぶっちゃけ、一般紙記者よりも勢いがある。

傍聴後のエレベーターでもその勢いは止まらなかった。「この行為が×ならどうする」、「これは可能でしょ?!」などなど…。同乗していて窒息しそうなほどの熱気。どこまでもしゃべりながら厚労省を後にしていた美魔女軍団を見送りながら「遠くないうちにNPはできるかもしれない」なんて思った。

なお、薬剤師は医行為に関する独自の検討会の立ち上げを厚労省から打診されたが、10月末実現には至っていない。看護師による医行為検討項目のうち薬関係は30項目以上にのぼる。その中には薬剤師でも対応できそうな内容もある。チーム医療は職能の奪い合いではないと思っていたが、看護師の意気込みを見る限り、悠長なことは言ってられない。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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