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『薬剤師業界のウラガワ』25.改めて「薬局」が問われる時代に

『薬剤師業界のウラガワ』25.改めて「薬局」が問われる時代に

2013年03月05日 (火) 09時01分配信 投稿日:13/03/05 09:01 icon_view 565view

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薬局とは混合医療(診療)の象徴――。薬剤師会の執行部がこんなことを話していたことを思い出す。

いま薬局の事業に対して社会的関心が高まっている。インターネットを介しての一般用医薬品の販売問題は、今後の薬業界のあり方に一石を投じるドラスティックな判決になるかもしれない。これまでは「あそこのドラッグストアで買った薬なんだけど、ちょっと体調がおかしくて~。○○さん(個人薬局)教えてくれない?」。なんて持ち込まれた相談が、「先日ネットで買った薬、ちょっとわからないから○○さん、教えてくれない?」に変化してくるかもしれない。

現在、薬局・薬剤師に相談すること自体にはフィーが発生していない。以前、薬剤師会の会合で"相談"に一律に報酬を設定するのはどうかという話が持ち上がった。1回の相談につき一定の費用を利用者に徴収しようというプランだ。最も多かった意見は相談料500円。明確な理由はなく、なんとなくで多数決に至ったものだ。この金額が高いか安いかは意見の分かれるところであるが、こうした主体的にフィーを考えることは素晴らしい動きだ。

調剤報酬における技術料には患者とのコミュニケーションが含まれている。ただ、それは処方せんが発行されなければ一般生活者に見えることはない。つまり、処方せんを待つという受け身が前提なのだ。

受け身であるが故に薬局は批判の晒されやすい。「2度手間」、「薬屋が偉そうに」といった声は分業がどれだけ進んでも減らない。多くの門前薬局が調剤専門となっていることもそうした状況に拍車をかけていると言えよう。

冒頭のコメントは、調剤専門薬局が多くなってしまったことに対する解決策のひとつとして挙げられたものだ。つまり「もっと主体的に医療を販売しよう」との意味も含まれている。

処方せんによる保険内医療と自由競争による医療を同時に提供できるのは薬局だけだ。現状の薬局と法律で許されている薬局にどれだけ齟齬があるのか。インターネット販売の判決は「薬局・薬剤師とは」を、いま一度それを考える機会のきっかけととなるのかもしれない。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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