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『薬剤師業界のウラガワ』31.一般紙に「袋詰め」と書かれる怖さ

『薬剤師業界のウラガワ』31.一般紙に「袋詰め」と書かれる怖さ

2013年04月16日 (火) 09時00分配信 投稿日:13/04/16 09:00 icon_view 795view

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朝日新聞1月31日付朝刊13面コラムをご覧になった方はどれだけいるだろうか。もし、見ていない方がいれば、図書館などに足を運んで目を通してもいいかもしれない。

このコラムは「調剤薬局は花盛り」と題されており、内容は医薬分業の進展から調剤医療費の伸長、それに伴う調剤薬局の繁栄などを列挙し、「調剤薬局バブル」と言及している。さらに文章の結として「処方箋通りに薬を袋に詰める調剤技術料を適正化すべき」などと主張されているものだ。

これには日頃からスロースターターである日本薬剤師会もすぐさま反応した。掲載から1週間足らずの2月6日には文章で記事に対する反論を同新聞社に提出。「処方箋どおりに薬を揃えているだけではなく、医師の処方箋記載にミスはないか監査したり、大衆薬・サプリメントなどとの飲み合わせをチェックしたりしている」などとの意見を挙げ、コラム全体に対して「一方的解釈によって読者をミスリードするような論」として不快感を伝達している。

ただ、某薬剤師会関係者はこう打ち明ける。「コラムの90%くらいは正しいと受け止めざるを得ないと思っている」。薬剤師会としては"ただ薬を袋に詰める"といった主旨の文言に対しては許容できない部分であり、そこに関しては意思表示を行ったのが本音だという。そして最も恐ろしいことがあると続ける。「一般市民に調剤薬局で薬剤師は薬を袋に詰めるだけと思われることが怖いし悔しい。これだけ医薬分業に対する費用対効果が指摘されているなか、中医協での議論がスタートする前に社会情勢が逆風になってしまう」。

以前にもテレビ番組で薬局における服薬情報を拒否するとお得になるといった放映がなされたことを覚えている方は少なく無いはず。一定期間の度に同じような取扱われ方をされてしまう薬局・薬剤師。いつまでも"ヤラレ薬"でいいのだろうか。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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