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『薬剤師業界のウラガワ』33.幹部も嘆く関心の低さ

『薬剤師業界のウラガワ』33.幹部も嘆く関心の低さ

2013年04月30日 (火) 09時00分配信 投稿日:13/04/30 09:00 icon_view 365view

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「これじゃあ、厳しいよ…。」薬剤師会の幹部はため息混じりに打ち明ける。2月下旬に開催された日本薬剤師会臨時総会。薬剤師をめぐる最近の情勢報告から10万人を超える会員からの要望・質問などに対して2日間にわたって討議される会合。いわば薬剤師会の最高意思決定機関だ。

幹部がため息をついてしまった理由は市販薬に対する関心の低さだ。奇しくもインターネット販売の最高裁判決が示されたり、エパデールが登場したりと話題は多かった。ところが、蓋を開けてみると同会議における執行部への質問は、事前の予定では6個程度あげられていたものの、実際に質問されたのは2個ほど。なるほど、執行部がため息をついてしまうワケだ。

質問項目として記載されていても当日の雰囲気や他の質問者と重ならないように調整することもあるが、今回のパターンは単純に優先順位が低いから質問されなかったものだろう。

前述の薬剤師会執行部はこうも呟く。「会内でも市販薬を真面目に販売しているところはわずか。みんな調剤専門だよ。だから分業に対する批判が続出している昨今は、一層関心が低いのかもしれない」。

こうした会員の意向を反映したものか、インターネット販売に関連する検討会での薬剤師会のスタンスは実に微妙だ。ドラッグストア協会やインターネット販売業者とはどこか違ったニュアンスで話をしている。「何でも反対する訳ではない」という言葉は、現在の会員状況を鑑みれば止む無しといったところだろう。

総会の中で執行部は次のようなことを語った。「市販薬を扱わない薬局は開局を認めないというのはどうか」。なんとも無茶な話だが、こんなことを公然と述べても問題にならないくらい、無関心ということなのだ。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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