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『薬剤師業界のウラガワ』43.看護師は本当に引き下がったのか

『薬剤師業界のウラガワ』43.看護師は本当に引き下がったのか

2013年05月29日 (水) 09時00分配信 投稿日:13/05/29 09:00 icon_view 375view

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特定看護師制度の導入が見送られた。

以前のコラムにおいても書かせていただいたが、看護協会は特定看護師制度(ナースプラクティショナー=NP)の導入に向け、並々ならぬ熱意と行動力を持っていた。検討会に先立って厚労省にも積極的に足を運び、また医療系最大の会員数を誇ることを背景にした政治力も示しながら、多角的なアプローチを続けていた。事実、検討会に当たって厚労省も、相当範囲の行為に関して認める方向を水面下で固めていた。検討会で示された看護師の意識調査では、かなり踏み込んだ行為まで実施することを示唆したアンケート結果が提出されていたことは、その証拠とも言えよう。

結局、医師会が実施した調査と厚労省が行った調査に大きなズレが生じていたことを検討会で再三指摘され、今回の諸制度改革ではNPを見送ることが決定した。また、取材の感触ではあまりに結論を急いだ厚労省のミスリードであったと見る関係者は少なくなかった。

その一方、こんな見方をする検討会関係者もいる。「新しい領域に踏み出すにはどんな穴でもいいから制度に楔を打ち込むことが大切。確かにNPには届かなかったが、はじめの一歩としてみたとき、この穴は決して小さいとは思えない」。

つまり、日本版NPの導入が100点満点であったとすれば、今回の看護師特定能力認証制度のスタートはとても低い点数との判断に至るだろう。しかし、この点数は将来100点にするための布石として十分すぎるほど足跡を残した。

看護師特定能力認証制度では、医師の包括的な指示の下での薬剤の使用も挙げられている。もちろん、調剤された薬剤の使用であり、現時点では薬剤師の職域が危ぶまれる状態にはない。ただ、それがこの先も保障されているかどうかは不透明。チーム医療への参画は急務という声は、こうした事態への備えでもあることを踏まえたい。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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