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『薬剤師業界のウラガワ』49.調剤「ひとり負け」の空気作りが止まらない

『薬剤師業界のウラガワ』49.調剤「ひとり負け」の空気作りが止まらない

2013年07月01日 (月) 09時00分配信 投稿日:13/07/01 09:00 icon_view 998view

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過去に類を見ない危機的状態と言えるだろう。

最近の調剤薬局・医薬分業の疑問視する流れは留まるところを知らない。以前にもフクメンこらむで一般紙に"袋詰め"と揶揄されたことが紹介されていたが、再び一般メディアによる医薬分業批判が飛び出した。

既に多くのSNS等で発信があったのでご存知の方も多いかもしれないが、台場方面から発信されたスクープ番組で、医薬分業と薬剤師への疑問が呈されたという。放送内容を見ていないため、明確なことは避けるがSNSで指摘されたのは「薬剤服用歴管理指導料」を「薬の説明書代」と超訳したり、医師と薬剤師の疑義照会について薬局を利用していると思われるコメンテーターが「私は見たことない!」と断言したり、薬剤師として視聴すると"最初は頭にくるが途中からは失望して、最後は失笑する内容"だったそうだ。

当然、薬剤師会も動いていてどの方面からの"仕掛け"だったのか調べているとか。「ネット販売問題があるときは分かりやすかったが、何故このタイミングでという疑問がある。気持ち悪い」と相当警戒している。

さらに身内である医療業界からも叩かれている。医師会のシンクタンクである日医総研は5月に医薬分業に対する考察をまとめており、医薬分業の是非について今の状態(全国平均65%)を踏まえても再考すべきと指摘。薬局は営利目的であり、多くの調剤報酬を得ようとするため、医療費が圧迫されるなどと言及し、分業に対して相当な不信感を表明している。またチーム医療検討会でも看護協会から「薬剤の使用」について強く主張されている部分も軽視できないところだ。

つまるところ、味方がいないまま本格的な調剤報酬改定議論に突入する。薬剤師会は「目の前の患者を味方に付けよう」と発信しているが、良くも悪くも一般メディアによる影響は大きい。テレビでやっていたからという理由で"薬局は患者で金儲けしている"と信じ込む人は少なくないのが現状だろう。作られた空気を変えるのは容易なことではない。次回改定は思いがけない事態が起こる可能性がありそうだ。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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