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『薬剤師業界のウラガワ』70.くすり教育が必要な方たちは?!

『薬剤師業界のウラガワ』70.くすり教育が必要な方たちは?!

2013年12月02日 (月) 08時00分配信 投稿日:13/12/02 08:00 icon_view 392view

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一般用医薬品のインターネット販売に関して、国は無法状態にようやく区切りをつけるべく道筋を固めた。ご存知の通り劇薬は販売を認めないということを除き、スイッチ直後品目は一定の調査期間が設けられたものの、結果的にはインターネットを販路として認めた格好だ。  

この是非を論じるつもりはないが、政府が方針を固めた当日・翌日、全国紙やテレビメディアは大々的に同問題を報道したが、その多くは「99.8%を解禁」、「ネット販売に規制」といったものだった。厚労省の記者に対するレクチャーがこのような内容だったことによる影響はもちろん大きいが、田村厚労大臣が会見の中で述べた“視点”について触れているメディアはほとんど見られなかった。

この視点に触れないという姿勢が実は非常に気になっている。大臣は会見の中でこのようなことを話した。「我が省のですね、今までの歴史はいろんな薬害問題でその患者の方々、被害者の方々に迷惑をかけてきたという、そういう歴史があるわけでありまして。その薬害の碑というのを含めてですね、反省の下に常にこの薬というものに対しては副反応・副作用の被害者の方々に対してどのような行政をしていくかということが非常に重きを置くところでございました」。なお、会見全文は厚生労働省のホームページ11月7日項目「11月6日付大臣会見概要」に掲載されているので、興味のある方は一度ご覧いただければと思う。   

薬剤師・薬学生をはじめ、社会通念を持ち合わせている方であれば、この発言には一定の説得力を持って受け入れられるだろう。また、くすりの世界に足を踏み入れようとする人であれば、「クスリは反対から読めばリスク」が当たり前のようにインプットされるフレーズだ。さらに言えば今年度から中学校からのくすり教育がはじまり、薬害については義務教育の段階から学ぶ基本的な学力として設定されていることも見逃せない。

最終的には報道の自由かもしれないが、自由とご都合主義のさじ加減はどうなのか。 同じ情報発信側として、くすり教育が一番必要なのはメディア側なのかもしれないということを感じる。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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