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『薬剤師業界のウラガワ』91.どうも怪しいお薬手帳の行方

『薬剤師業界のウラガワ』91.どうも怪しいお薬手帳の行方

2014年04月28日 (月) 07時00分配信 投稿日:14/04/28 07:00 icon_view 861view

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お薬手帳の概念をどうしても抜けたい薬局があるようだ。既に一部メディアで取上げられているためご存知の方もいるかもしれないが、紙1枚を折っただけの著しく簡易的な状態を“手帳”と称して41点を算定しようと水面下で動いていた薬局あり、表沙汰になると同時に業界の内外からサンドバック状態になった。

この動きをけん制するように厚労省は、3月31日付けの診療(調剤)報酬改定の算定にかかる疑義解釈で、紙のような手帳については「34点を算定すること」と明言し、事実上一部薬局の動きを封じた。

お薬手帳のあり方に関しては、当初の目的からズレを感じる部分が目立ってきており、薬剤師会も「点数ありきの動きが多い。紙のような手帳の件は、まさしく点数目的のみの行為であり、薬局や分業の立場をさらに陥れる」と指摘。東日本大震災の際、電子インフラが消失した中でも確かな医療の記録として脚光を浴びたお薬手帳とは、全く別物であると断罪する。

その一方、関係者の中には、14年改定で設定された34点の内容を怪しんでいる。「中医協の議論を振り返ると、お薬手帳を不要とする患者への低い点数設定を作るニュアンスは、もっと低いと感じていた。しかし蓋を開けてみると34点で、結構高いと思った」という。

2012年の調剤報酬改定において、お薬手帳は薬剤服用歴管理指導に組み込まれ、国民の多くにお薬手帳が行き渡る要因となった。しかし患者に無言でシールを薬袋に入れて算定という行為も横行してしまった。そして今回の改定においても算定目的だけの“一枚手帳”が発覚した。

これまで厚労省が行ってきた点数設定にはいくつかパターンがある。例えば別項目として設定されていたものを統合し、中間より下の点数に合わせるといった手法だ。薬剤服用歴管理指導料はこれまで数回に渡りこの手法が採用されている。

薬局と薬剤師はこの2年間でお薬手帳の有用性を立証できるのか瀬戸際に立っているのではないだろうか。それほどの厳しい視線が向けられている。次回改定までの時間は意外と少ない。

著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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