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『薬剤師業界のウラガワ』92.確認事項と口コミには注意を

『薬剤師業界のウラガワ』92.確認事項と口コミには注意を

2014年05月05日 (月) 07時00分配信 投稿日:14/05/05 07:00 icon_view 191view

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「驚いた。処方せん調剤でもこんなことをしないのに」。業界団体の幹部はこの文言についてこんな言葉を発する。

細則も固まり、いよいよ稼働に向けてカウントダウンが始まった一般用医薬品の新販売制度。既に厚労省からのQ&Aも示され、ネット販売などの具体的な体制整備に入っている店舗も少なくない。検討会でケンコーコムと楽天の意見が割れるという異例の状況となった「購入希望者の情報提供了承した署名」については、あくまでも努力目標に留まり、薬剤師側で記録することでも差し支えないこととなった。

しかしながら、この情報提供時の確認事項においては、薬局やドラッグストアにおいては細心の注意を払う必要性が出てきた。確認事項には年齢や性別、他の薬剤や医薬品の使用状況を確認することなど、これまでの一般用医薬品の販売でも行ってきた項目が中心であるものの、「症状に関して医師又は歯科医師の診断を受けたか否か、診断を受けたことがある場合にはその診断の内容」や「他の疾病にかかっている場合にはその病名」を確認することも盛り込まれた。

一般論として、薬剤師側に具体的な病名を聞く意図が無かったとしても、診断を受けたことのある購入希望者であれば、すぐに病名を口にするだろう。それがプライバシーに配慮されたスペースであれば問題ないと思われるが、他の利用者がいるスペースであれば、利用者が不愉快な状況に置かれることは想像に容易い。

処方せん調剤を行う際には病名を尋ねることは一定頻度であるが、一般薬の販売で病名を確認することは稀なケースではないか。

奇しくも今回の販売制度改正により、利用者による薬局に対する口コミが可能となることを踏まえると、個人情報の保護について、一層丁寧なアプローチが求められると言えそうだ。

著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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