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114.女性薬剤師の復職支援はどうなるか|薬剤師業界のウラガワ

114.女性薬剤師の復職支援はどうなるか|薬剤師業界のウラガワ

2014年10月06日 (月) 07時00分配信 投稿日:14/10/06 07:00 icon_view 445view

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「なぜ今までこうした要望を提出してこなかったのか不思議でならない」(薬剤師会関係者)。本年6月に日本薬剤師会が厚生労働省に提出した平成27年度予算等の中に、これまでになかった新しい要望が記されていたことをご存知だろうか。

それが「薬剤師の確保支援及び女性薬剤師の復職支援」だ。ご存知の通り、薬剤師の6割は女性で、近年の薬剤師国家試験の合格率を考慮すると、現場感覚での男女比は3:7ではないかと感じるほど、女性薬剤師の数は多い。

その一方で、これまでの取材経験では開局している薬剤師オーナーのほとんどは男性であり、地域で古くから続く店舗ほどその傾向は強い。これを証明するように、都道府県薬剤師会の会長をはじめとする執行部の多くは男性に占拠されており、イコールで日本薬剤師会の幹部も男性の数が多くなることを示唆するものだ。この男女比率と薬剤師会執行部のギャップを指摘する声は以前から大きく、薬剤師会の総会などでもたびたび女性の感覚を取り入れることの必要性が訴えられてきた。

女性が薬局や病院の現場を離れる理由の大半が結婚・出産であり、子育てがひと段落を迎えたときには医学・薬学の進歩に追いつけず、様子見で現場に復帰しても仲間の足を引っ張る結果となり、そのショックから免許を“タンスの肥やし”にしてしまうパターンが多いという。

今回の予算要望はこうした離職の際に直面する知識のタイムラグを解消するため病院・薬局等と連携した復職支援プログラムの構築を求めている。薬剤師会の予算要望がどこまで影響力を持っているのか懐疑的ではあるが、女性薬剤師の復職支援は、現場を取り巻く課題として長年横たわっていたのは疑いようのない事実だ。今回の予算要望が反映されなくても、根気よくアピールを続けていってもらいたいものだ。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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