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130.嫌な予感しかない?公開ディスカッション

130.嫌な予感しかない?公開ディスカッション

2015年02月16日 (月) 07時00分配信 投稿日:15/02/16 07:00 icon_view 394view

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「大丈夫か」。薬剤師・薬局向けのセミナーなどに携わる業界の重鎮は、3月12日に行われる公開ディスカッションに警戒感を高めているという。

政府の規制改革会議は3月12日に行われる公開ディスカッションのテーマに「患者の利便性」や「医薬分業の効果などを踏まえながら、患者の視点に立った規制のあり方」などを追加することを発表した。患者の利便性については、昨年10月に総務省が厚労省に提示した「保険医療機関と保険薬局の一体的な構造を規制する規定の見直し(あっせん)」に基づくものと見られ、現在は事実上の敷地内薬局であってもフェンスや植え込みを設置するなど、どのようなかたちであれ、公道を介す構造を一律に求めていることについて見直しを求めるものとみられる。

問題は「分業の効果など」の部分だ。前出の重鎮は「規制改革会議が提示した文書には、院内処方と院外処方の費用対効果の比較を窺わせる文言が記載されており、場合によっては日医総研がまとめた院内処方と院外処方の比較ワーキングペーパーも提示される展開もあり得るのでは」と指摘し、敷地内薬局の議論を皮切りに、分業バッシングに話の舵が切られることに警戒感を寄せる。

構造的に対峙することになる薬剤師会は、この議論そのものが「意味がよくわからない」との捉え方を示しており、薬局・薬剤師側の不安が増幅するようなコメントを発表。とは言うものの、「守りの姿勢ではなく、分業のメリットについて具体的な数値を提示する機会にしたい」と話すなど、これまで実施した疑義照会の実施率や薬剤費の削減効果などの調査結果を打ち出していくものと見られている。

ただ、気になるのは2月上旬時点でこのテーマについて医師会と協議していないとのことだ。懸念される日医総研のワーキングペーパーなどの示され方によっては、分業バッシングの嵐が台風に発展する展開もあり得るのではないか。ちなみにこのディスカッション、インターネットで生中継されることも懸念材料のひとつであることを付け加えたい。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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