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132.このタイミングは最悪だと嘆いた|薬剤師業界のウラガワ

132.このタイミングは最悪だと嘆いた|薬剤師業界のウラガワ

2015年03月03日 (火) 07時00分配信 投稿日:15/03/03 07:00 icon_view 598view

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一部ドラッグストアの子会社が行っていた調剤報酬の不適切な請求の波紋が大きい。事の重大性はもちろんだが、「このタイミングはちょっと…」と薬剤師会の執行部が嘆く背景には、目前にアレを控えているからだ。

一般紙をはじめ、テレビメディア等にも取り上げられた調剤報酬の不適切請求等問題。当該薬局を運営していた「くすりの福太郎」及び親会社である「ツルハホールディングス」は、3月末を目途に社内調査結果を発表するとしているが、懸念はその前に規制改革会議の公開ディスカッションが待ち構えていることにある。

既にコラム130でも触れている通り、保険医療機関と保険薬局の一体的な構造に関する要件と分業の効果などについて関係者を交えて検討する予定だが、調剤報酬の不適切請求に関連して、業界団体はこぞって公開ディスカッションへの懸念を表明していることがその重大性を物語る。保険薬局協会は「あくまでも一企業の失態を全体の議論に反映させるのはどうか。客観的な意見交換となることを願う」と語ったほか、薬剤師会執行部も「ディスカッションに臨む側としては悪い流れ」と調剤全体への悪影響を警戒する。

さらに同問題で当事者が「健康被害はなかった」と記者会見で語った部分についても“疑い”を生じかねないという。今回の事例では不十分な薬歴管理を行っており、通常の薬歴管理との比較は明かであるが、薬剤師会関係者は「違う見方をすれば、そもそも健康被害などを発見するためのツールとして薬歴が機能していない可能性を指摘してくることもありうるのではないか」という。

つまり、今の医薬分業に風穴を開けたい規制緩和側(身内かもしれないが)は、どのような解釈・受け止め方をしているのか幅広く予防線を張る必要があり、どんな変化球を投げてくるのか心配は尽きないというのだ。

いずれにせよ、3月12日に行われる公開ディスカッションは今後の薬局・薬剤師のあり方に大きく影響を及ぼす気配が漂いつつある。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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