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135.どうなる?ウワサの花粉症根治療法|薬剤師業界のウラガワ

135.どうなる?ウワサの花粉症根治療法|薬剤師業界のウラガワ

2015年03月24日 (火) 07時00分配信 投稿日:15/03/24 07:00 icon_view 472view

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花粉が飛散する本格的な時期に入っているなかで“来シーズン”にはさらに注目を集めそうな治療方法がスタートしたことをご存知だろうか。それがスギ花粉抽出エキスを用いた舌下減感作療法だ。

なぜ今シーズンではなく、来シーズンなのか。情報収集に余念がない薬剤師の方であれば知っているかもしれないが、薬学生やその他のユーザーの方のために簡単に書くと、舌下減感作療法は文字通り、舌の下にスギ花粉を原料としたエキスを少量服用することによって体をならし、一定年数以上の使用により、花粉によるアレルギー症状を緩和していく療法だ。これまでの対処療法とは違って、治癒または長期寛解ができる根治療法として期待が寄せられている。国民の4人に1人が花粉症の罹患者とも言われる国民病の根治療法ともあれば、もっと世間を賑わせていても不思議はないが、あまり耳にすることはないのではないか。

実はこの舌下減感作療法、体内にスギ花粉を取り入れる治療法のため、既に反応状態に陥っている身体には使用することができない。つまり花粉シーズンが終わるまでは治療を開始することが不可能なのだ。発売が昨年12月ということもあってメーカーも一部の医師・薬剤師のみへの啓発に留め、院外処方を発行する医師に対してもメーカーのセミナーを受講した場合に限ったものにしているという。花粉の飛散が終わる初夏から治療開始時期に入るため、今期の飛散シーズンが終わるのを待って、改めて啓発に乗り出す考えだ。

実際の同療法は、初回は医師の監視下で使用することが義務付けられており、その後はエキス剤を毎日使用する設計となっている。ただし、ハードルはある。「最低3年以上、できれば5年は使用してもらいたい」とメーカー側はコメントしており、症状が気になる人は「一生涯服用することになる」という。

対処療法として春に鼻炎薬を服用してやり過ごすか、根治を期待して生涯服用を続けるか。選択肢は多いにこしたことはないが、個人的にはこうした薬剤こそ、リフィル処方せんが相応しいと思う。如何せん昨今の処方せんを取り巻く環境からは、そんなことは言えそうもないが…。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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