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143.増えつつある薬剤師のステージを活かそう

143.増えつつある薬剤師のステージを活かそう

2015年05月26日 (火) 07時00分配信 投稿日:15/05/26 07:00 icon_view 325view

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バッシングの機運は悔しい。では薬剤師として何をするか。現状の社会情勢を考えたとき、薬剤師に用意された“発表の場”が輝きを見せる可能性を秘めているのではないかと思うのは筆者だけだろうか。

代表的な発表の場と言えるのが日本ベーリンガーインゲルハイム主催の「BIファーマシストアワード」と、日本チェーンドラッグストア協会が開催している「セルフメディケーションアワード」と言えるだろう。

前者は医薬品適正使用や薬物治療に貢献する優れた薬剤師活動を表彰するもので、既に5回開催されている。直近のアワードで表彰されたのは「病棟業務時間を見直した『モーニング・ランチタイム服薬指導』による患者が服薬する際に薬剤師が行う直接的な服薬支援と薬学的介入」。薬剤師数が少ない地方の中小病院において患者と服薬指導のタイミングが合わないことを考慮し、服薬時間を食事の前後に設定することで効果的な薬剤師介入を試みたものだ。

一方、セルフメディケーションアワードでは準グランプリに「セルフメディケーションを活かした在宅」で、きっかけは在宅訪問時に『洗剤とかなくなったりして困っていませんか』とひと声かけたところで、「足が悪いから助かる」と患者から応対されたことで、コミュニケーションが広がっていった経緯が選ばれたものだ。

いずれも普段の業務にプラスして患者との関わりを具体的に行動したことが受賞へと繋がっている。BIファーマシストアワードを総評した薬剤師会の山本会長が「姿が見えにくいと言われているが、アワードなどにより日々の活動の改善などが促されるよう期待している」とエールを贈る。象徴的なコメントなのが、セルフメディケーションアワードで準グランプリに輝いた薬剤師の言葉だ。「薬剤師は、必要とされているから身につけるのではなく、必要とされたときに実践できるのが、在宅におけるセルフメディケーションの第一歩」。

厳しい時代の中だからこそ、自己研さんを重ね、公の場に打ち出していきたいところだ。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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