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薬剤師業界のウラガワ

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150.見えていないことが見えた?!

150.見えていないことが見えた?!

2015年07月14日 (火) 07時00分配信 投稿日:15/07/14 07:00 icon_view 324view

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既に話題となっている「TVタックル」をはじめ、5月末から6月上旬にかけて、薬局と薬剤師業務はかつてないほどテレビメディアに取り上げられていた。振り返ると、一般用医薬品のインターネット販売解禁問題のときも、ある程度の頻度で取り上げられていたが、その内容については残念ながら、フェアと呼ぶには程遠いものであったことを思い出す。

今回はどのような放送が多かったのか簡単にまとめたい。まず「TVタックル」は、衆議院議員・松本氏と日本薬剤師会の森副会長、東京新聞の長谷川論説委員などに加えて、タレント数名が医薬分業に対してコメントする形式だった。

あまり知られていないかもしれないが、5月23日、NHKの「ニュース深読み」では、「残薬」をテーマに生討論が行われ、たかせクリニックの高瀬医師、南国病院の川添薬剤師、NHK解説委員に加えてタレントらが残薬問題などについて意見していた。さらに知られていないかもしれないが、6月4日BSデジタル放送のBS11においても残薬問題について、参議院議員の藤井議員、薬業ライターの藤田氏が司会者と現状の問題点などを語られた。

それ以外にも情報番組などで少しだけ取り上げられていたケースもあることから、医薬分業などへの関心は瞬間最大風速となって相当高まったと言えるのかも知れない。

いずれも薬歴未記載問題と無資格調剤にはじまり、3月の公開ディスカッションによる社会的関心の高まりを受けて制作されたもの。恐らく薬剤師会に出演者を相談したと考えられ、実際の放送内容でも出演者の人選から、ある程度フラットな番組を作ろうという意図は窺えた。

細かな文言やシーンにご立腹である薬剤師の方が少なくないことは耳にする(特にTVタックル)。しかし、客観的に見て最も感じたことは、薬剤師の方が思っている以上に、国民・患者に薬剤師業務が知られていないということだ。薬剤師は薬の専門家であることは“何となく知っている”ものの、「調剤室に居るから見えない」(by森副会長、TVタックルにて)ことが原因だと思うが、あまりにも効率性を重視してきた結果なのかもしれない。

もちろん、患者全員に懇切丁寧な説明が必要とは思えないが、業務の見える化は改めて意識していきたいところだ。

ちなみにTVタックルはギョーカイ的には深夜枠、ニュース深読みは午前8時。医療費の中心である世代で、どちらを見ているかは言わずもがな。啓発はその世代からしてみてはどうだろうか。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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