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157.この言葉に気付いた人は

157.この言葉に気付いた人は

2015年09月01日 (火) 07時00分配信 投稿日:15/09/01 07:00 icon_view 515view

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今では薬剤師によるバイタルサインのチェックやフィジカルアセスメントはグレーではなく、完全な“シロ”な行為として幅広く認識されている。しかしながら、数年ほど前であれば、ほとんどの薬剤師がグレーと考え、また処方せん調剤が右肩上がりの状況もあり“危ない橋は渡らない”という情勢だった。

厚労省の医政局長通知が示され、お上も薬剤師による当該行為はシロと判断したことによる影響も大きいが、何よりこうした流れを導いたのはファルメディコ代表の狭間研至(薬局経営者・医師)氏と言っても過言ではない。もし、知らない方がいれば是非検索をかけていただきたい、同氏の薬剤師業界に与えた影響は計り知れないからだ。

薬剤師によるフィジカルアセスメントなどが認められたことは、特に在宅方面への影響は大きく、薬剤師が聴診器を当てながら副作用の有無をチェックできることは、患者・医療者の双方にとってもメリット。今後進展する高齢社会を前に薬剤師の医療資源としての可能性を知らしめている。

そんな狭間氏が理事長を務める日本在宅薬学会の学術大会が先日行われ、会場には1200人を超える来場者が足を運び大変な賑わいをみせた。非常に高い意識の中で繰り広げられた大会で、唯一冷や水をかけられたシーンがあったことをご存知だろうか。

日本医師会の鈴木邦彦常任理事は、この大会をこのように評した。

「まるで北朝鮮の会合に出たような気がした」

同氏が北朝鮮のことをどれほど知っているのか不明であるが、狭間氏を“将軍”としてあがめている薬剤師の姿勢について、ひとりの医師として皮肉を込めたのだろう。鈴木氏は過去にも「医師は母屋でお粥をすすっているのに、離れ(薬局)ではすき焼き三昧」と門前型分業を切り捨てたことがあり、狭間氏とは違った意味で薬剤師方面でも有名人と言えるのかもしれない。

いずれにせよ、薬剤師にフィジカルアセスメントやバイタルサインチェックは認められた正当な行為。騒音に惑わされずにできることからしっかりと行っていきたいところだ。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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