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167.異動にまつわるウワサ?!|薬剤師業界のウラガワ

167.異動にまつわるウワサ?!|薬剤師業界のウラガワ

2015年11月10日 (火) 07時00分配信 投稿日:15/11/10 07:00 icon_view 324view

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「手土産が必要だった。つまりそういうことだったのね」。先日の厚労省の人事をみた薬局関係者は、アノ出来事に納得したという。

全てを物語るような人事は、薬剤師の方であればおなじみの医薬食品局と、医師等を担当する医政局の間で行われた。厚労省は先日まで医薬食品局長だった神田裕二氏を、10月1日付けの人事異動で医政局局長に起用した。

医薬食品局から医政局に異動すること自体は珍しいものではなく、むしろ審議官を務めるほどのキャリアを持つ神田氏が、医療政策の中枢とも言える医政局に異動することはなんら不思議のないものである。

ところが、直前の出来事が関係者の疑心暗鬼を駆り立てるのだ。

先の『健康情報拠点薬局の在り方に関する検討会』において、一般用医薬品の取扱いは事実上、努力目標という玉虫色の内容となったことは、読者の方の記憶にも新しいところだろう。全ての医薬品供給は薬局・薬剤師の要として「肝心なピース」と薬剤師会会長が記者会見で表明するほどの強い拘りを持っていた部分は、終わってみれば医師会に最大限に歩み寄った内容で落着を見せた。報告書の取りまとめを受けて記者会見をした薬剤師会も成果を強調し、前段の発言は無かったことにしたいような雰囲気すら漂わせた。

ある業界関係者は、人事と報告書のリンクを指摘する。「これから医師の勝負に行く人が事前に医師と喧嘩する訳がない。どうにかして薬剤師会の手を下げさせたかった。医師の顔を立てると言う意味では、早々と手土産を準備したという解釈のほうが自然だろう」。

奇しくも厚労省が示した患者のための薬局ビジョンは、その内容・記述ともに健康情報拠点薬局のあり方に関する検討会の報告書を概ね踏襲した。それどころか、改定議論と並行するかたちで毎年の調査の実施まで盛り込まれた。これまでの医薬分業バッシングなどにより、現場への風当たりは言わずもがな。

そろそろ、薬剤師への恩返しがあってもいいのではないだろうか。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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