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183.酒・たばこを縛れない厚労省の姿勢

183.酒・たばこを縛れない厚労省の姿勢

2016年03月08日 (火) 07時00分配信 投稿日:16/03/08 07:00 icon_view 267view

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「呆れたね。意気揚々と提示しておいて、実態を考えて早々に引っ込めたのだから」。ある行政関係者は厚労省が提示する目玉施策の本気度に疑問を呈す。それが調剤報酬改定における施設基準から最終的に酒・たばこを削除したことについてだ。

既に多くの薬剤師の方が、これまでにない衝撃を受けて?いると思われる調剤報酬改定。今期の改定では「かかりつけ薬剤師指導料」の新設を象徴に、これまで薬局という「施設」に対して点数を厚く割いてきた厚労省が、薬剤師という「人」に点数を割くという画期的な改定となったのだ。

端的に言えば、薬剤師にとっての昭和49年が到来したと言える(もし意味がわからない薬剤師の方がいれば、相当勉強不足と言わざるを得ないが…)。

かかりつけ薬剤師指導料のほかにも薬局における対人業務の評価や在宅医療の算定要件の見直しなど、これまでの業務から大きく方向転換を図るのが否応にも迫られている中身となっている。

こうしたエポックメーキングな改定において厚労省は更に踏み込んだことを実施しようと画策していた。それが基準調剤加算における施設基準。当初提示した個別項目には以下のような文言が含まれていた。「体制及び機能の整備には同一施設内での酒類・たばこの販売禁止」。

医療提供施設であれば、タバコの販売はもちろん、施設敷地内での喫煙はもってのほか…と言いたいところであるが、中小の薬局ほど店頭にタバコの自動販売機が設置されていることは多い。そのうえ酒の販売を禁止すると、事実上ドラッグストアは基準調剤加算を算定不可能になる。前述の関係者はこのように解説する。「実態を考えないで掲げたものの、要するに門前薬局ばかり算定するような予測が示された。門前薬局への厳しい点数設計が財務省から示された約束でもあり、抜け道のような設計はできなかったのだろう」。

ただ、同関係者は「そこは厚労省も頑張るべきだったのでは。いくらなんでも酒・タバコを扱っているところが医療提供施設って言われても説得力はないよね」と苦言を呈す。酒は百薬の長、古くから言われる諺であるが…。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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