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184.指名料への納得

184.指名料への納得

2016年03月22日 (火) 07時00分配信 投稿日:16/03/22 07:00 icon_view 568view

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「コレ、キャバクラの指名料と同じじゃない」。診療報酬改定が大詰めに迫ったある日、厚労省が示した短冊項目を見て業界紙ベテラン記者は、真面目な顔をしてこんなことを口走った。彼のキャバクラ好きは記者の間でも有名であるが、奇しくもその場にいた多くの男性記者は似たようなことを思っていたから何とも言えない雰囲気になった。

原稿が公表される頃には顧客の囲い込みが始まっているかもしれない「かかりつけ薬剤師指導料」。薬剤師会幹部が「史上初の薬剤師個人を評価するシステム」と胸を張る画期的算定項目だ。調剤料は薬剤師個人への評価とする見方もあるが、薬剤師会のみならず行政関係者までも大差ない表現をする以上、本質的には薬剤師個人を評価ターゲットにしているということだろう。

算定要件については既にご存知と仮定して話を進めさせていただくが、新制度に薬剤師の方も期待と不安が入り乱れ、気分の高揚を感じているかも知れない。しかし、実際の算定には際しては慎重を期していただきたい。なぜなら新しい算定要件が登場して少し時間が経過すると必ずテレビメディアなどで「叩かれる」からだ。お薬手帳を拒否すれば20円安くなるという説が一斉に広まったことは記憶に新しいところだ。

今回の制度についてもお薬手帳と同様にとりあえず拒否すれば70円安くなるという説が広まるのは想像に容易い。「これまで無償で行ってきたコミュニケーションを4月1日から有料というのは、かなり苦しい」という薬局経営者が語るのは当然かも知れない。

冒頭の“キャバクラ発言”をした記者、実はこの制度自体には期待をしている。ふざけた内容を語っているが、その表情は真剣そのものだった。「まずは男性の患者・利用者が若くてかわいい女性、もしくはカッコいい男性に集中するかもしれない。それは本質的な役割からは違うのかも知れないが、この人なら納得できるということ。患者・利用者が薬剤師について考え、本質的な部分について思慮することのきっかけになるかもしれない」。

今年の4月1日からは本当の意味でも薬剤師改革のスタートとなりそうだ。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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