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187.改定が終わった途端にコレだと失笑が漏れた

187.改定が終わった途端にコレだと失笑が漏れた

2016年04月12日 (火) 07時00分配信 投稿日:16/04/12 07:00 icon_view 764view

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薬剤師の方も不愉快な気分になったかも知れない日医総研のワーキングペーパー(WP)。調剤は診療補助行為とするWPの威力はすさまじく、業界メディアの取材対応で薬剤師会はヘトヘトになったとの声も聞こえてくる。

既にWPの公表から一定程度時間が経過したため、若干小康状態に入っているが、その内容は薬剤師職能の心臓部に入り込む内容で、このまま発表して終わり、ということは考えにくい。ざっくりと書けば「医療機関における調剤行為は診療補助行為に該当するため、看護師などでも実行可能」というものだ。

何がすごいかというと、日医に有利な解釈を大正時代の判例まで採用してくるところだ。細かな件はスペースの都合上省略させていただくが、WPは弁護士の方による取りまとめで構成されており、ハッキリ言って金がかかっている仕事だ。

さすがにマズい空気を察したのか、薬剤師会も早めに反論を展開し、あくまでも調剤は薬剤師の独占業務であり、医師・歯科医師に認められているのは、自らの処方箋を調剤することが例外規定として定められていることのみであると主張。さらに医師会も参加した看護師の特定行為を巡る議論の際、医行為分類のうち調剤はそのいずれにも該当しないことを確認しており、仮に調剤を医行為として判断するのであれば、看護師の行為分類まで遡った議論が必要との認識を打ち出している。

薬剤師会はこれまで調剤の範囲については国会答弁を参考にして、一連の行為であるとし、その細分化を避けてきたところがある。細分化をすれば、イコールで薬剤師以外(調剤助手、テクニシャン)が実施可能な範囲を自ら公表するのと同じで、すなわち薬剤師の業務を結果的に狭める可能性に繋がるからだ。

「とにかく波風を立てないで欲しい」。薬剤師会の幹部はWPを騒ぎ立てないで欲しいとこぼす様に語った。今回の火種はどこまで影響を及ぼすか。現場の方も注視していただきたいところだ。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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