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198.機械化の先にある未来は

198.機械化の先にある未来は

2016年07月05日 (火) 07時00分配信 投稿日:16/07/05 07:00 icon_view 186view

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医師の9割は、遠くない将来において診療は人工知能との共同作業になると感じていることがわかった。医師10万人が参加するコミュニティサイト「メドピア」の調査により判明したもので、電子カルテの普及率が4割程度と比較的アナログな部分も多い医師が、このような認識にあることは薬剤師にとっても少なからず影響を与えそうだ。

質問はズバリ以下のようなものだ。

「人工知能が診療に参加する時代は来るか」。

最も多い回答だったのが「10年超20年以内」が最も多く、全体の33%を占めた。続いて「5年超10年以内」23%「20年超50年」16%などとなっており、20年以内が全体の7割を占める傾向が示された。

逆に「100年経っても来ない」と答えた医師は10%だった。

つまり遅かれ早かれ人工知能が医師の仕事を軽減(浸食?)するとの見方が大半を占めており、これは薬剤師にとっても影響のある捉え方と言えよう。既に自動分包機などが多くの保険薬局で稼働していることをはじめ、薬剤師の業務は機械化が進んでいることは周知の事実だ。

アンケートで100年経っても来ないと回答した医師の理由では「教科書的な鑑別しかできない。表情やニュアンスを含めた総合的な診療は人間にしかできない」が寄せられた。しかしながら、多くの医師は「既に検索などで人工知能を使用しており、診療がガイドラインに準じているかどうかなど、大きくマニュアル化している現代では、数値の解析を含めると希少疾患の発見には人工知能のほうが有効」といった考え方が示されている。

このテーマを薬剤師に置き換えたとき、薬剤師が人工知能に変わられない業務はどのような部分だろうか。医療という人命に関わることへの倫理観は大きな盾になることは言うまでもないが、自動車の自動運転が間近まで来ている事実を踏まえると、安全で安定的という意味では、機械・人工知能のほうが優位という意見も出てきても不思議ではない。既に医薬品の生産においては、人間は必要最低限の労力に抑えられている。

さて、薬剤師の方は人工知能が業務にどこまで影響を及ぼしてくるとお考えだろうか。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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