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199.増税延期でホッとした?!|薬剤師業界のウラガワ

199.増税延期でホッとした?!|薬剤師業界のウラガワ

2016年07月12日 (火) 07時00分配信 投稿日:16/07/12 07:00 icon_view 207view

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先日、安倍晋三首相は消費税の増税を2019年10月まで延期することを発表した。理由は様々挙げられているが、国内外の景気が横ばいであることが大きな要因であったとの報道が多い。さて、仮に10%が来年4月から行われていたら、薬局・ドラッグストア界隈はどのようになっていたか。「たぶん、大混乱だったと思う。今は改定直後だったし、かかりつけ薬剤師指導料という画期的な項目が設定されていたので、(現場レベルで増税は)関心が低かった」と薬局関係者は延期されたことに胸をなでおろす。

その理由は今回から軽減税率制度が導入されるからである。薬局を経営している方であれば、実は来年の増税に向けて準備していたかも知れないのでご存知だと思うが、ここではあまり関心のなかった方や薬学生に向けて説明したい。軽減税率は端的に言ってしまえば、品目により税率が変わる仕組みだ。標準税率は10%ながら、軽減税率の対象となる品目は8%となり、対象品目の売上げ・仕入れがある場合は税率ごとの区分を追加した請求書の発行や記帳などの経理を行うことが求められる。

前述の薬局関係者の言葉で説明すると更に分かりやすい。

「要するに医薬品等と食品でレジを分ける必要があった。医薬品・医薬部外品は軽減税率の対象外だが、飲食料品は軽減税率の対象品目。つまり市販薬はAのレジ、経口補水液はBのレジといった具合だ。レジの配置を見直さなければいけないし、場合によってはもう一台レンタルすることも考えられる。増税が実施されれば業務面で相当な負担が生じると見ていた」。

ひとまず2年半後に先送りされたことは業務面では歓迎すべきことなのかも知れない。ただ、消費税は社会保障方面に充てられる財源であるのも周知の事実。この増税延期が薬剤師の“シゴト”にどのように影響するか。選挙前に改めて考えてみるべき政治的決断なのかも知れない。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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