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200.日本の「起点」に店を出す意気込み

200.日本の「起点」に店を出す意気込み

2016年07月19日 (火) 07時00分配信 投稿日:16/07/19 07:00 icon_view 168view

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タイトルは構成都合上、「ほぼ」を削らせていただいたが、起点と言って差し支えない場所にウエルシアホールディングスが意欲的な新店舗をオープンした。「ドラッグストアの新店舗には関心がない」とページを閉じてしまうのは少し待っていただきたい。何しろこのような印象的な場所での新店舗は、ここ数年間で記憶になく、今後のドラッグストア業界の盛り上がりを見据えてのものと解釈できるからだ。バッシングに晒される門前薬局と追い風が吹くドラッグストアの違いは何であろうか。

東京駅から数百メートルの国道起点である日本橋からも近い文字通り“超一等地”にオープンした「B.B.ON日本橋店」は、日本橋地区のTポイントユーザーの動向調査を通じて店舗の方向性を検討し、主要部分はアポセカリーとオーガニックの化粧品に特化。化粧品も安心・安全に使用したいという地区の傾向を実店舗に反映させたという。

こうしたデータによる地域分析に加えて都心の超一等地で24時間調剤を行い、検体測定室も実施するなど、現在考えられる保険薬局・ドラッグストアのほとんどの機能を盛り込んでいる(利益面ではビル内の診療所の院外処方箋が中心になると思われるが)。スタッフの人数も通常のオペレーションよりも多めに配置されている印象で、何か聞きたいことがあれば、すぐに聞ける体制の印象にある。また什器も従来よりも低めで、白を基調とした店舗内装と相まって、非常に開放的な印象を与えるデザインだ。

こうした機能面だけではなく、グループの人材育成と実務実習に対応することも視野に入れており、奇しくも日本橋から日本・世界へ羽ばたくことをイメージした麒麟像に通ずるところすら感じさせる。

調剤報酬改定への対応が区切りを迎えてきたが、10月から始まる健康サポート薬局制度に向けた準備に追われている薬局は少なくない。まさに時代が大きく変化するなかで、ここまで印象的な店舗を作ることは、同時に薬局・ドラッグストアの社会的な発信の場となることは想像に容易い。大手がどのようなことを考えて新しい店舗を作っているのか。厳しい時代だからこそ、現地を訪れてみるのも良いかも知れない。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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