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205.薬局という施設に「お墨付き」が付く意味

205.薬局という施設に「お墨付き」が付く意味

2016年08月23日 (火) 07時00分配信 投稿日:16/08/23 07:00 icon_view 350view

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「あまり注目されていないが、薬局は、『薬局』という施設許認可以外に公的に名乗れる名称がない。健康サポート薬局の届出で取得できる、『厚生労働省基準適合』は、許認可以外で名乗れる初めての公的名称。テレビCMでも謳えるし、店頭にも堂々と標記できる。この意味がどのような効果を持つか、あまり注目されていないことに驚いている」。

薬局チェーンの若手経営者は、健康サポート薬局がもたらす効果は、かかりつけ薬剤師指導料を遥かに超える効力があるのではないかと睨んでいる。その理由に挙げられるのが、健康サポート薬局としての届出が通れば「厚生労働省基準適合」という文言が使用できるようになるからだという。しかしながら、制度が国民に全く周知されていない現状において“国のお墨付き”は、それほど大きな意味を持つのか。そんな疑問を抱く薬剤師の方も少なくないだろう。

前述の経営者はこのような見方を提示する。「そもそも現在の薬局に多く提示されている『処方せん』という文字・看板は、分業黎明期の頃に処方箋応需が限られた薬局のみで行われてきたときの名残だ。病院の前に乱立する薬局のほとんどで、無機質に『処方せん』と打ち出しているが、分業の進展で患者の多くは、この文字を見ても何も感じなくなった。ただフォーマット的にそのような状態になっているだけ」と語り、事実、患者調査などを通じても「薬局は処方箋の応需をしているだけの場所で、何を提供しているのかよく分からない」という認識に留まっていることで証明されている。

乱立する「処方せん」の看板の中に突如「厚生労働省基準適合」という文言が登場するどのようになるのか。「処方箋応需だけでないプラスアルファを備えている薬局として打ち出せる。処方箋を持ちながら応需してくれる店舗を探していた分業黎明期と同じで、いずれこの『基準適合』がフォーマットになり、要件をクリアするところに生活者・患者は集まるようになる」(同)と展望する。

一方で、健康サポート薬局の届出を行うには薬剤師も施設も一定レベルが求められる。届出は簡単ではないだろう。ただ、分業黎明期は時代を見据えて設備投資した薬局が制度を定着させてきたのも事実。健康サポート薬局を目指すかどうか。選ぶ患者・利用者はもちろん、薬局の先見性という意味で、薬剤師の方もチェックしておきたい項目ではないだろうか。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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