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207.介護・保育職と比べて倍以上の時給

207.介護・保育職と比べて倍以上の時給

2016年09月06日 (火) 07時00分配信 投稿日:16/09/06 07:00 icon_view 480view

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薬剤師の平均時給は、医療・介護職の中でも突出した状況にあると総合人材情報サービスの『アイデム』が先ごろ発表した2015年度パートタイマーの募集時平均時給調査で判明した。レポートによると保険薬局や調剤専門チェーン薬局のみならず、ドラッグストアも保険調剤に乗り出していることがその要因であるとの分析を示しているが、際立つのがその金額。今回の調査は関東エリアに限った内容であり、全国的な傾向とは若干違うことを考慮しても、一般市民目線では薬剤師の時給は非常に高い印象となりそうだ。

関東エリアにおける薬剤師の平均時給は前年から140円上昇した2306円となっており、看護師・准看護師、ヘルパー2級以上、介護福祉士、保育士などの医療・介護等職のなかで最も高い金額となっている。看護師・准看護師は1571円、ヘルパー2級以上1042円、介護福祉士1067円、保育士1054円などで、いずれの職種も前年から増加している。

現場の薬剤師の方からすれば、その繁忙や責任の重大性を鑑みれば反論があることを十分承知しているが、具体的な金額を提示すると、やはり際立ってしまうことは否めないだろう。

調査によると薬剤師の時給を押し上げている要因のひとつに「茨城の状況」をあげており、同県では薬剤師の時給が2500円で、前年比で487円も上昇。レポートは「広域に展開する薬局がこれまで以上に広い範囲で(薬剤師を)募集しており、この薬局の時給はどの店舗も同額で比較的高いことが増えたことの要因と考えられる」との分析を示している。

医薬分業を巡るバッシングは昨年・一昨年よりは穏やかな状況になりつつあるが、かかりつけ薬剤師指導料の動向や、医療・介護職における突出した時給などは、バッシングを再燃させる“燃料”としては十分な資料となっている。特に介護・保育現場における低賃金は社会・政治問題に発展しており、薬剤師の高額時給に非難の矛先がいつ向けられてもおかしくない。金額に見合った仕事がこれまで以上に求められることは、数字の上からも確かなようだ。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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