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232.消費者視点は“ズバリ”だ

232.消費者視点は“ズバリ”だ

2017年03月08日 (水) 07時00分配信 投稿日:17/03/08 07:00 icon_view 153view

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東京都が主催した薬事審議会で生活者団体代表(主婦)が放った言葉は業界人の痛いところを突くまさに“ツッコミ”として秀逸だった。

審議会では、健康サポート薬局やかかりつけ薬剤師・薬局などの新制度が策定され、既に稼働している現状を説明。2025年とその先に控える2035年までを視野に入れた新体制として概要が話されたものだ。

一連の説明を聞いたあと、生活者団体代表は考え方として理解できると前置きしたうえでこのように述べた。「かかりつけ薬剤師・薬局について最終的な選択権は患者にあるとのことだが、本当にそうなのだろうか。例えばスーパーで食品を買う場合、製品と価格がオープンになっている状態で見て、触って、納得して購入に至っている。では、薬局ではどうなのか。利用者が選べるほどオープンな状態になっているのだろうか」。

答弁を求められた東京都、医療関係者は言葉を無くしてしばらく黙りこんでしまった。それが“答え”だろう。さらに生活者感覚のツッコミは続く。

「価格について2年に一度改正されることを知っている人はいるかも知れないが、それが自分の医療費にどの程度影響するのか。とにかく多いのが『春からこうなったんですよ』という説明。かかりつけ薬剤師を持つことでどんなサービスが受けられ、またかかりつけを持たないとそのサービスは受けられないのかどうか。きちんと説明して納得させて欲しい」。

最後まで言葉として出てこなかったが、発言の端々から「利用者が選ぶなんて言わないほうがいいのでは」との思いが滲んでいた。

ジェネリック医薬品の使用促進に関連して、保険者が先発品と後発品の差額を連絡するようになり、わかりやすい比較として好評を博しているのは周知の通り。近年はインターネットで、日常品から生命保険までほとんどの製品を比較・検討するのが当たり前の時代。薬局・薬剤師にとっては非常に耳の痛い話ではあるが、選ぶとは何かを端的に要求した生活者感覚に思わず頷いてしまった。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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