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233.その事例を収集つもりはないのですか?

233.その事例を収集つもりはないのですか?

2017年03月15日 (水) 07時00分配信 投稿日:17/03/15 07:00 icon_view 352view

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「この前も疑義照会したらドクターに怒られてしまってね」。

ある薬局関係者が集まるセミナーを取材した際、パネラーが何気なく話した内容が引っかかった。そのパネラーは地域で古くから続く薬局を経営し、ローカルなエリアではあるが、薬局=そこの店となっているほど“顔の見えるくすり屋”として浸透している存在だ。

パネラーとして出席したのはその店舗の三代目で、近年はSNSを活用して情報を発信することにも注力している薬剤師でもあるという。まさに新進気鋭という言葉が当てはまる若手薬剤師だからこそ、この発言には少々違和感を抱いた。まるで分業黎明期における薬剤師の愚痴を聞いているかのような感覚だったからだ。

講演会で話したのはこのような内容だった。「怒りやすいのは〇〇科と○○科。特に〇〇科はケアレスミスから医薬品の誤認まで細かなミスが本当に多い。そのうえ疑義照会すると『患者が多い時期に電話するな』と怒るからやりにくい」。そして前段の言葉を述べ、怒られるのが嫌なので疑義照会を遠慮しがちな実態を述べたのだ。

実際に現場を取材していると疑義照会にうるさいドクターは少なくない印象にある。特にマンツーマン薬局でその傾向は高いように感じる。

そろそろこうした慣例に薬剤師側から意見を提示してみるのはどうだろうか。個別に反論しろというのではなく、薬局・薬剤師を巡る実態としてそれこそSNSなどで募集をすればいいのではないだろうか。

前回行われた薬剤師会の選挙で医師会にも毅然と意見をいうと声高に主張していた候補者は、記録的な獲得投票の少なさで落選した。このことに象徴されるように、医師に意見を言うことも薬剤師ははばかる。しかし10年後の業界には6年制を履修した薬剤師が主力となってくることを踏まえると、医師への過度な遠慮は、そろそろ見直すべき時期に差し掛かっているのではないだろうか。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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