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249.リフィル処方箋を巡る動き(前編)|薬剤師業界のウラガワ

249.リフィル処方箋を巡る動き(前編)|薬剤師業界のウラガワ

2017年07月05日 (水) 07時00分配信 投稿日:17/07/05 07:00 icon_view 384view

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「ハッキリ言って薬局は儲からない」。

政府の骨太方針が固まり、医療・介護の同時改定を踏まえた当面の政策的方向性が示されたが、改めて印象的に映るのが「リフィル処方の推進」という文字だ。

既にご存知かと思うが、リフィル処方とは繰り返し使うことのできる処方箋のことで、諸外国では使用されていることも珍しくない。処方という言葉にある通り、あくまでも発行するのは医師だ。薬剤師会はリフィル処方箋に対する現状認識について、「まずは医師の考えが重要になる」と語り、現状は薬局・薬剤師ではなく「ボールを投げる医師側の問題」との認識を打ち出している。

つまり“リフィル”というキャッチボールは、医師が持つボール(処方箋)が投げられることを座って待っているというのが薬剤師会の現時点での姿勢だ。

ただし、リフィル処方箋が発行される状況が来れば、「その際に現場が混乱することなく、きちんとした体制で受け入れられるようにしないといけない」との考えから、現法令における整理は概ねできていると付け加える。

基本的には受け身であるが、法解釈だけは進めているという何とも曖昧な印象にあるが、その最大の理由が冒頭のコメントに象徴されている。この発言は薬剤師会関係者が述べたものであり、現在リフィル処方箋へのステップとして進められている分割調剤においてもそれは同じ傾向である。

前述の関係者は「分割調剤もリフィル処方箋も医師の指示が必要であり、薬局側でできることは限られている。点数設定上、リフィルがどのような体系になるか現時点では不明だが、同じ処方内容を繰り返し使用するというベースがある以上、収入増になるとは思えない」と語る。

なんとも未来の無い発言に思えるが、実際問題で『患者の疾病状態の管理』など、かつてないほどの医療的責任が生じる可能性がある以上、薬剤師への研修や知識研鑽への支援など、健康サポート薬局への対応に追われる現状を俯瞰すると、迂闊な理想論だけでは現場に過度な負担をかける恐れがあるのも事実だ。

患者の状態観察・判定が壁となり、リフィル処方箋への道は非常に困難かと思われた矢先、技術革新がリフィル処方箋へのトリガーとなる可能性が浮上してきた(続く)。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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