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254.次期改定に向け一手を打った(こらむ251の続き?)|薬剤師業界のウラガワ

254.次期改定に向け一手を打った(こらむ251の続き?)|薬剤師業界のウラガワ

2017年08月09日 (水) 07時00分配信 投稿日:17/08/09 07:00 icon_view 401view

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「まさかこのタイミングで出すとは驚きだね」。記者からも意外という反応が示されたのは、日本保険薬局協会(NPhA)が提示した「要望書」の内容だ。

タイトルは「平成30年度診療報酬改定等に関する要望書」で、先ほど行われた総会で新会長として承認された南野利久会長名で記載されたもの。前文から「総論的事項」「個別事項」がそれぞれの視点で構成されているなかで、とりわけ印象的なのは調剤基本料の項目だ。「一物一価が原則の公共料金において、12種類もの調剤基本料が設定される前代未聞の状況」と現状について指摘し、「非合理的で複雑な体系は職能団体主導で生まれた」と明記した。要するに中医協に薬剤師委員を送り込む薬剤師会を「要望書」の中で批判したのだ。

薬剤師自らが「薬剤師が所属する法人・組織により生み出されるサービスの価値を異なるものにしている」とも付け加えたほか、患者とその家族にとっても分かりにくい体系と言葉を続けている。

これまでのNPhA会長とは明確に違うのは、調剤報酬改定議論が本格化する前にこうした日薬批判を展開したことだ。中村前会長は点数設定が固まる直前になってから、日薬からの退会もちらつかせながら、いわゆるチェーン調剤薬局と中小薬局の点数に大きな幅を設けないことを訴えた。

しかしながら、フタを開けてみれば詳細な区別が生まれ、会費を逆手にとって公平な点数設定を迫ってみたものの、空振りに終わった。今改定では議論が本格化する前から要望書を公表し、先手を打った。今後は政治家を中心に要望活動を展開していくものとみられる。

中医協委員が薬剤師会から選出される以上、今後も中小薬局に向いた点数設定になることは否めないが、要望書そのものには一定の説得力があるのも確かだ。調剤基本料が12分割されているのは客観的に見てもわかりにくい。点数設定を簡素化することが中医協の基本合意であり、外見では全く判断の付かない企業規模や受付枚数で差を設けることの違和感は、国民目線ではもっともな話だ。

今後の活動方法次第であると思うが、一定程度理解される要素のある主張。今後議論が深まってくる調剤報酬改定に向け、今後も注目しておきたいところだ。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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