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269.その結果の信ぴょう性は

269.その結果の信ぴょう性は

2017年11月22日 (水) 07時00分配信 投稿日:17/11/22 07:00 icon_view 219view

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「0件で良かった」「既に公表されている事業者以外には発見されなかった」「わからないし、結果に自信は持てない」。

一部調剤薬局チェーンで行われた処方箋付け替え請求に関連し、業界団体は一斉に会員企業に対して自主点検を行うことを求めた。カッコの順で紹介すれば、日本薬剤師会、日本保険薬局協会、日本チェーンドラッグストア協会がそれぞれの自主点検結果を受けてのコメントだ。

薬剤師会は最も早く調査結果を公表し、付け替え請求を行ったと回答したのは「0件」であったことを強調した。日薬会員薬局において新たに不正請求が発見されなかったことについて、執行部は「本当に良かった」と胸をなでおろす。回答しなかった薬局は全体の「7%」ほどあり、この中には「既に不正請求を行った薬局が含まれている」と述べ、胸の張れるシロであることを強調した。

NPhAの自主点検は298薬局を対象に実施し、292から不正無しの回答が寄せられたほか、未回答4薬局、2薬局は「既に不正した薬局」ということで、こちらもシロであることに安堵の表情を浮かべる。

その一方、JACDSは対象7800店舗のうち回答が寄せられたのは2800店、回収率38%という結果から「不正があったから未提出であるという分析もできる数値でもなく、業界全体として自信が持てる結果ではない」と慎重な姿勢に留める。「問題があった場合、自主点検に協力したところであれば、自信を持って間違いないと主張するが、協力が得られなければ、協会としても責任を持てない」とコメントするなど、追跡調査の必要性を滲ませた。

こんな自主点検に関する業界の動きをあざ笑うかのように大手調剤チェーンでまたもや不正請求が発覚した。いわゆる付け替え請求と不適切な医療用医薬品の販売で、現場判断として行われた模様であるが、詳細はまだわからない部分が多い。

ただ、これにより日薬及びNPhAの行った自主点検は全く意味がないことが晒される結果となり、業界団体として顔に泥を塗られた。調剤報酬改定に悪影響を及ぼすだけでなく、業界全体が不誠実である疑惑の視線が送られることが痛恨だ。

『嘘つきは泥棒の始まり』こんなことわざが業界全体にのしかかっている。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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