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270.空気は点数と無関係という自信

270.空気は点数と無関係という自信

2017年11月29日 (水) 07時00分配信 投稿日:17/11/29 07:00 icon_view 285view

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10月下旬に財務省・財政制度分科会による診療報酬改定に関する資料が公表されたことを号砲として、新聞、雑誌、web方面における調剤バッシングが加速してきた。雑誌・東洋経済は「薬局の正体」と題した特集号を掲載。調剤薬局が儲かる仕組みをはじめ、トップランナーである日調代表の三津原氏にインタビューを行うなど、この40年で急成長した門前薬局ビジネスについて詳しく紹介をしている。また業界誌記者による調剤薬局チェーンの不正事案の解説など、特集にふさわしいボリューム感のある内容に仕上がっている。ただ、筆者の親しい薬剤師会幹部によると「(日薬にも)事前にきちんと取材しているうえ、内容も概ね正しい。見出しがエキセントリックなだけで、中身は許容範囲」という感想にある。

Webでは元大手新聞記者だったジャーナリストが調剤薬局に対して私見を披露し、その偏った内容で物議を醸しているが、影響力はどの程度のものか定かではない。

前段の薬剤師会幹部はこうした一連の動きについてこのように解説する。「空気を作ることの一助にはなっているだろう。2年前にも似たような“空気づくり”があったことを思い出す。要するに改定議論が深まってきたということだ」と気にも留めない様子だ。原稿が掲載される頃には、中医協で医療経済実態調査が公表され、それに関する各団体の主張も展開される頃だと思うが、その頃の風向きはどのような状態にあるか興味深い。

しかし、現場で活動されている薬剤師の方にとっては、こうしたスタンスこそが最も苛立ちを隠せないかも知れないが、この余裕の背景には中医協で長年戦ってきた経験がある。

数年前、似たような調剤バッシングの空気が作られた際、筆者自身が薬剤師会の反応の悪さに対して、元・中医協委員を前に怒りを滲ませて迫ったことがある。するとこんなことを話した。

「大切なのは騒いだり反論したりすることではない。議論を逸らすことだ」。

確かに不穏な空気は作られている。今回もこの手法が通用するのかどうか。現場の薬剤師の方は、薬剤師に投げられたボールに対して、業界がどのように返球を見せているか。空気にまだ惑わされずに見定めていただきたい。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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