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277.ゴネて蹴飛ばす手法に驚き

277.ゴネて蹴飛ばす手法に驚き

2018年01月17日 (水) 07時00分配信 投稿日:18/01/17 07:00 icon_view 435view

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こうやって厚労省は使うものだと胸を張っているようにも見えた。

先日の中医協で、医療機関と薬局の連携について議論が行われた。テーマは検査値の提供であったが、個人的にはこの一連の動きに感嘆の声をあげた。なるほど、こうやって主導権を握ってきたのだと思えたからだ。

昨夏の話になる。中医協とは別の会合である医薬品医療機器制度部会で、こんな一幕があった。副作用報告件数を向上させる方策として、薬局単独でも厚労省への報告が可能になるよう制度変更を提案したところ、医師会は猛反発。医師と薬剤師の信頼関係を損なうだけでなく、医薬分業も後退するなどと厚労省に迫り、必ず医師と薬剤師の連名で報告を上げるよう、文言を修正させた。

要するに「薬剤師は副作用と診断できないのに何故報告が可能なのだ。まるで医師のミスを密告するような仕組みだ」ということを懸念した訳だ。

そして今回の中医協。医療機関と薬局の情報共有・連携について、検査値の提供やかかりつけ薬剤師からの情報のフィードバックを適切に反映させるため、専用窓口や担当者の設置なども含めた体制をとることで算定可能にしてはどうか提案した。前段の部会での発言趣旨からすれば、医師を介在した情報共有であれば首を縦に振るかと思われたが、唯一医師会だけが反対するという異例の状況を迎えた。関係者によると「そんな面倒な算定より、初・再診を充当して欲しいということだろう」との理由だとか。

2つの事案は直接的な関係性はないかも知れないが、医師と薬剤師の情報共有という大きな枠組みでは同じ問題と言えるだろう。この提案がどのようになるか現時点では不明ながら、点数の有無よりもこの論法に感心した次第だ。厚労省を相手にゴネたうえでまずは拒否をする。調剤側では思いつかない議論の主導権を握る方法に、思わず『あっぱれ』と言いたくなった。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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