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292.調剤薬局の大倒産時代が迫っている?!

292.調剤薬局の大倒産時代が迫っている?!

2018年05月02日 (水) 07時00分配信 投稿日:18/05/02 07:00 icon_view 773view

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新年度を迎え、製薬企業や調剤チェーン薬局、さらには関係団体などで人事異動が行われているが、医薬品業界の重鎮は「これからの調剤薬局は本当に大変な時代になる」と警鐘を鳴らす。背景には多くのチェーンが世代交代を控えているからだ。

ある製薬企業は10年来のトップが交代をするにあたり、数年前から後任人事に着手。複数人を重役に充て、実績とそのプロセス、さらには周辺スタッフの評価まで精査し、最も社長にふさわしい人物を次期社長として記者会見の席上で紹介した。

少し回りくどい言い方になったが、薬局・DgSは業界としての積み重ねがほとんどない。1代で急成長した企業が多く、経営理念とは別の文化・哲学と呼べるものが少ない。とりわけ調剤薬局チェーンは国の政策に上手く乗って発展したため、今後の成長戦略についてはまだまだ手探り状態であるとの話を耳にする。

日本における医薬分業の象徴とも呼べる『水野薬局』が日本調剤に身売りした衝撃は大きい。これを証明するように調剤薬局を対象にしたM&A、中小薬局を対象としたセミナーは積極的に行われている。ある経営者は「薬局は半数まで減少するとの見方が示されており、高いうちに売ってしまおうと考える人がいても不思議はない」と語る。

言い方を変えれば、地域医療を支えるといった矜持はなく“調剤バブルが弾けた”と捉える経営者も少なくない。日本では薬剤師でなくても薬局を開設することはできる。これが医薬分業を進展させることに繋がり、分業率は全国平均で7割を超えた。今後は人口の減少・地域偏在の加速で、調剤薬局経営はこれまで以上に入念な経営計画が求められる。

奇しくも日本医師会は薬局法人の導入について記者会見で言及。薬剤師会も会内で議論を深めることに示唆した。

薬剤師国試結果が発表され、約9000人が新薬剤師として免許を取得した。分業バブルがはじけた世界で、薬剤師が活躍するフィールドはどのような場所になるのだろうか。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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