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306.休憩スポットとしての薬局利用の注意点

306.休憩スポットとしての薬局利用の注意点

2018年08月08日 (水) 07時00分配信 投稿日:18/08/08 07:00 icon_view 290view

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保険薬局協会は、門前薬局でも気軽に休憩できる呼びかけを実施している。「体調不良と思ったら薬局でお休みください」というキャンペーンで、社会貢献活動の一環として行っているものであるが、実施に際しては入念な準備を行うことが求められる。何故なら薬局の訴訟リスクになりかねないからだ。

夏場に限らず、ウォーターサーバーなどを設置している薬局は、門前薬局などに関係なく、多くの薬局やドラッグストアでお目にかかる。いつの間にか設置することが珍しくない状態まで広がった。ミネラルウォーターだけでなく、場所によってはコーヒーや紅茶、炭酸飲料まで幅広くラインアップしているところもある。

開設者に話を聞くと薬局がオープンした際、飲料メーカーが営業に来て、サービスとしてそのまま設置し続けることもあるという。要するに門前薬局における顧客の囲い込みの一環なのだ。

協会のキャンペーンもこうした現場の実情を踏まえ、手軽に始められる企画としてスタートした訳であるが、知らなかったでは済まされないリスクも潜んでいる。

それが転倒事故などの発生だ。

薬局内に設置してあるウォーターサーバーなどから飲料が漏れ、利用者が転倒した場合、管理状況によっては薬局に責任が発生する。整形外科などに隣接する薬局においては、健康な場合では起こりえない不意の転倒は十分にあり得る。ウォーターサーバーを設置しておきながら「水漏れは知りませんでした」では済まされないという訳だ。

参加するにあたって協会も「来局者に対応できるスタッフがいること」を条件として設けており、人員的に無理をしない体制を呼びかけている。

かかりつけ薬剤師制度の稼働で、薬局による顧客の囲い込みは加速する可能性があり、地域における休憩室としての働きにも期待感は高まっている。繰り返しになるが、ウォーターサーバーを設置する際は、その足元にも十分気を付けていただきたい。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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