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309.向こう100年を決める議論の場で最も出た企業名

309.向こう100年を決める議論の場で最も出た企業名

2018年08月29日 (水) 07時00分配信 投稿日:18/08/29 07:00 icon_view 292view

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「毎回出してもらわなくてもいいのに。ここまで褒められるとかえって警戒するよ」。

議論が重ねられている医薬品医療機器制度部会。現在は薬局・薬剤師の業務について議論が行われている最中であるが、どういう訳が会合のたびに1回は登場する企業名がある。

あるときは、医師会委員から「この企業の決算書類は非常にわかりやすい。調剤による収益と、他の事業を明確に切り分けて開示してあるので、調剤技術料などの状況がわかりやすい」と高く評価され、他の調剤薬局企業もこのような決算資料を作成するべきと“提案”した。

また、違うときには「抗がん剤の調整をはじめ、その他の非常に高度な知識が求められる医薬品についても、病院と連携して外来で対応している。独自に病院との研修会なども実施しており、他の薬局よりも先進的な取組みに挑んでいる」と紹介され、いわゆる高度薬学管理を実践している事例として取り上げられた。

繰り返し高い評価を獲得した企業名は日本調剤。直接名前を出さなくても、語られている内容から推察すると、同社店舗を指しているコメントも複数回あり、制度部会に参加する多くの委員がイメージする“一定レベルに達している調剤薬局”は同社であると言っても差し支えないだろう。それほど、各委員から述べられる同社の評判はすこぶる高い。

冒頭のコメントは、会合を傍聴していた同社関係者の弁。どちらかというとこれまでは社長の報酬額にスポットがあたっていることが多かったが、いよいよその風向きが変わってきた印象だ。

以前のコラムにも書かせていただいたが、後発医薬品の使用促進をはじめ、副作用報告などに対しても積極的に参加するなど、薬局としてできることを意欲的に取り掛かっている。

今後の部会でも繰り返し登場することになるかもしれないが、同社の取組みをみれば好意的な意見になることは想像に容易い。委員として出席している日薬は、こうした意見をどのように受け止めているのだろうか。向こう50年、100年先の薬局像は、既に固まっているかも知れない。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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