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薬剤師業界のウラガワ

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311.意地悪な立ち回り

311.意地悪な立ち回り

2018年09月12日 (水) 07時00分配信 投稿日:18/09/12 07:00 icon_view 293view

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医薬品医療機器制度部会における医師会の発言について、薬局・薬剤師の方はどこまでご存知だろうか。毒舌はひと言くらいなら笑って許されることもあるが、繰り返し行われる発言は“イビリ”に聞こえるのは筆者だけではないだろう。

会合で饒舌なのは日本医師会の担当副会長で、中央社会保険医療協議会(中医協)や厚生科学審議会の各部会で担当委員を務めるなど、いわば日医を代表するスピーカーだ。ただ、現在行われている医薬品医療機器制度部会における発言は、首をかしげるような中身が多い。

取り分け平成30年度に入ってからのコメントは、メディアで取り上げられるような“ニュースになる言葉”でもなく、どちらかというと聞いていて心地良いものではない発言だ。日薬・NPhA、JACDSの3団体が作成した打ち合わせ資料に「日医は呼ばれていない」といった内容であれば小言程度に思うが、「医薬分業にメリットを感じているのは日薬だけ」と誇大表現したり、「医薬分業で病院薬剤師は輝きを失った」と述べたりしたほか、「部会に出席しているにも関わらず、発言がないことはいないも同然」との発言は、会場の空気を濁らせる難癖だった。

とりわけ「発言しないならいないも同然」というコメントは暴論と言えるレベルのもので、他の委員も「発言がないからいないと思われたくないので」、「ご指摘の通り、しっかり言葉を残すことは大切だ」などと、他の委員から皮肉を込められる始末だ。

最も苦笑してしまうのは、こうした風向きになった途端に「説明不足で言い直したい」、「先ほどの発言は舌ったらずだった」と前言撤回をするところだ。

直近に行われた部会では、日薬担当者と日医担当者が会議開始20分にわたって医薬分業の是非について意見を戦わせた。最後まで水掛け論となったが、20分も戦った背景は、いつもは引き下がる日薬が食い下がったことだ。会議終了後、当人は親しい関係者に「(日薬の)ビビットな反応はどうか」と語っていたという。

もちろん、医師会の意見は重要であることは言うまでもない。ただ、他の構成委員が「ポジショントークはもう結構」とあきれ顔で指摘を受ける現状は、どうにかならないものだろうか。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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