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316.被災地支援で勃発した泥仕合

316.被災地支援で勃発した泥仕合

2018年10月17日 (水) 07時00分配信 投稿日:18/10/17 07:00 icon_view 61view

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「本当にどうしようもない。片方の肩を持つ訳ではないが、薬剤師会の報告書は客観的にみてどうかと思う」。

北海道胆振東部地震における薬局開設状況を巡り、日薬と保険薬局協会が火花を散らしている。原因は日薬の報告書だ。既に複数の業界メディアが記事化しているので、詳細はそれらを確認してもらいたいが、東日本大震災を経験した元薬剤師会幹部は冒頭のようなコメントを残し、日薬の不味さを指摘する。

両者の言い分をざっくり書けば、日薬は「チェーン薬局は地震で閉局しているところが大半だ」で、保険薬局協会は「閉めていたのは数店舗で、木を見て森を見ないようなもの」と憤る。さらに両者とも北海道の立場で語っているものだから根は深い。

前述の元日薬幹部はこう語る。「被災地支援活動報告で業界内の揚げ足取りをしてどうするという感想。被災地支援活動よりも目立つネタを提供して、対外的に何を言うつもりだったのか。日薬が公益社団法人という品性を考えても、この報告書の不味い部分は否めない」。

見方が分かれた要因は大規模停電時における薬局のBCPと、従業員に対する考え方にある。日薬は開設者自らが経営する言わば“一国一城の主”で、保険薬局協会はチェーン店で勤務するほとんどは電車などで通勤する言わば“会社員”だ。当然のことながら、自らの判断をどこまで実行するか尺度が違うのは自然な考えだ。

ただ、このような違いは被災地支援活動には関係なく、言うなれば災害とは無関係な経営形態の差であることはいうまでもない。それを被災地支援活動と絡めたため、穿った印象を与える報告書に仕上がった格好だ。

原稿執筆時には両団体ともに言いっぱなしで歩み寄りをみせようとしない。ただ、被災地支援活動という大局的な視点が必要な場面で、縄張り争いを演じた両団体。ニュースとして足跡を残したことの不味さは、後からやってくるのが世の常であることを書き記しておきたい。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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