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317.2020年の爆発的拡大の懸念

317.2020年の爆発的拡大の懸念

2018年10月24日 (水) 07時00分配信 投稿日:18/10/24 07:00 icon_view 72view

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風しん・麻しんの感染者が急激に増加している。近年で最も感染者が多かった平成13年ほどには達していないものの、それに次ぐ感染者を出した平成12年と似たような伸長曲線を描いており、翌年以降の感染爆発に関係者は懸念を示している。

そもそも風しん・麻しん患者の拡大は、国策におけるワクチン接種の失敗が要因だ。ざっくり言えば、ワクチン接種の際の副反応を過剰に警戒し、30歳代から50歳代の予防接種に空白期間が生まれた。働き盛りが十分な備えをしないままに、感染症のリスクに晒され、結果的に感染を拡大している格好だ。

国は風しん・麻しんの予防接種を呼びかけているが、1回約1万円という費用に抵抗感を抱く方や、予防接種を受けようにも地域よってはワクチンが不足している現状もある。

感染者が拡大しているのは東京・千葉が圧倒的で、神奈川、埼玉がそれに続く。感染症に詳しい専門医は「空港のある都市と、コンサートなどの大規模イベントが行われる地域に集中している」と解説する。空港に関しては日本と同様に風しん・麻しんの予防接種が行われていない発展途上国の旅行客により持ち込まれ、周辺都市で感染者が増加しているという。大規模イベント会場では、夏休み期間のフェスや各種イベントが引き金となっている。

前出の関係者は、空港を抱える都市における感染者拡大に懸念を示す。「訪日観光客は日本への関心が一定程度あり、言うなれば日本をある程度知っている方たちだ。しかし、オリンピック・パラリンピックで来日する方たちはそうではない。国を代表する選手団として来るのであり、日本という国を十分に知らないまま来ることもあり得る」と語り、リオデジャネイロオリンピックでのジカ熱問題から、日本は学ぶ必要があると訴える。

風しん・麻しんの予防接種を放置したままに多くの選手を受け入れることは、ホスト国としても一定のリスクがあり、また各国選手団にも懸念を抱かせることになる。そして、持ち込まれた感染症が定着する可能性も否定できない。こうした目線でも、風しん・麻しんの予防接種は積極的に発信したいところだ。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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