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320.日本から大量にOTCが輸出される可能性

320.日本から大量にOTCが輸出される可能性

2018年11月14日 (水) 07時00分配信 投稿日:18/11/14 07:00 icon_view 72view

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もし、この政策が実行されれば、日本における医薬品環境は激変する可能性がある。医療保険制度や税制などの問題はあるが、とにかく“突き進む”国家方針もあって、何が起こってもおかしくはない。

冒頭からオブラートに包んだ表現に留まっている背景は、対象国が中国だからだ。今秋から個人輸入物品に関する政策が変更され、9月末に提示した通知では、これまで禁止対象だった「医薬品」を可能リストに掲載した。ここで言う「医薬品」とは、中国における区分は無関係で、輸入国での法令に則り、許認可を受けている製品のことを指す。

つまり、日本で製造承認を受けた製品であれば、中国当局としても正規品として認めることになるという。

これまで中国では医薬品の個人輸入を禁じていた(実態としては行われていたが)ものの、中国国内で医療・医薬品需要が急増していることを受け、一定程度の輸入を認めざるを得ない方針に切り替えたという。スマートフォンなどの電化製品に見られるように、中国はオリジナルを作ることを掲げており、当然のことながら医薬品も同様の傾向にある。ただ中国の医薬品流通に詳しい関係者は「どうやっても数年でそのレベルに到達できる訳もなく、また中国人は中国製品を最も警戒している」という実情もあり、個人輸入を認める方向に舵を切ったという。

抗がん剤の輸入税率は3%、その他医薬品は15%程度と言われており、本稿が掲載される頃には既に政策が固まっている可能性もある。

ドラッグストアで日本製の紙オムツが一時期品薄になっていたことをご記憶の方もいるかも知れないが、それの“医薬品版”が起こりうる制度改正が行われた格好だ。

この件は日本国内の医薬品関係者は一部しか関心がないと言われている。個人輸入という状況であるが、もしかすると特定の製品群が日本から姿を消す可能性もある。何せ人口約14億人、世界一の消費大国であることを忘れてはならない。


著者:薬業界を幅広く取材する中堅ライター

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