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『震災支援を行う薬剤師』3.東日本大震災から一年半が過ぎて

『震災支援を行う薬剤師』3.東日本大震災から一年半が過ぎて

2012年10月03日 (水) 09時00分配信 投稿日:12/10/03 09:00 icon_view 174view

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著者:坂本永子

東日本大震災から一年半が過ぎた今、新聞やテレビを賑わせているのは今後日本でのエネルギー対策です。毎週金曜日夕方になると国会議事堂や首相官邸一帯は脱原発を訴える人波で埋まります。

さらに九州では歴史的な大雨で多くの河川が氾濫し、自然の脅威を見せつけております。

こうした時期に、東日本大震災で薬剤師としての経験を書くことは大変重いことですが、 東日本大震災が薬剤師として私に何を教訓として残したかを書いてみたいと思います。

昨年3月11日、発災から呆然とテレビを見ているだけでしたが、東京都薬剤師会の薬剤師ボランティア募集を知り18日に申し込みをし、4月4日から7日までの派遣が決まりました。

4月4日早朝に東京都薬剤師会を出発し、宮城県薬剤師会を目指しました。道中、同行薬剤師の一人が仙台出身で実家が仙台市にあり、発災当時の様子や、親類・友人等に医療関係者も多く、津波直後の状況を聞くことが出来ました。

大津波が到達した地点では、トリアージでは「黒」がほとんどで、津波から逃れた人々が高台の避難所でごった返しているとのことでした。使命感と言うより、薬剤師として何ができるかとの不安でいっぱいでした。

宮城県薬剤師会で派遣先と宿泊場所の説明を受け、気仙沼市に向かいました。宮城県薬剤師会にはありとあらゆる医薬品、医療雑貨が山積みとなり、整理しきれていない状態で、現地の混乱が予想されました。

派遣されたのは、気仙沼市の高台にある、周辺地域への医療活動を行う医療チーム拠点における医薬品の管理業務と、気仙沼最大の避難所診療所での調剤業務でした。

発災から3週間が過ぎ急性期治療は収束し、高齢化地域特有の慢性期治療と、発災以前からの疾病の継続医療をどのように繋ぐのかが課題となっておりました。


(次ページ)医療チーム拠点には医薬品・・・

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