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6.病院薬剤師の医療支援活動

6.病院薬剤師の医療支援活動

2012年12月05日 (水) 09時00分配信 投稿日:12/12/05 09:00 icon_view 124view

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1. はじめに

 平成23年3月11日の東日本大震災では日本中の医療関係者が一丸となって被災地支援が行われました。薬剤師も自治体、日本病院薬剤師会、日本薬剤師会、各医療機関、各地域の薬剤師会など個人での支援を含めて多くの薬剤師が活動を行いましたが、被災地ではいまなお医療体制の整備は十分とは言えず、病院、薬局共にまだまだ医療スタッフの支援は必要な状況です。阪神淡路大震災では、発災直後、医療救護班の応援要請や受入に手間取ったり、医療救護班との情報伝達が円滑に行われなかったりするなどの問題がありました。これを教訓にDMATの設立をはじめとした多くの対策が立てられ、今回の震災でも活用されていました。再び起こったこの東日本大震災から多くの事を学び、そしてそれらを今後想定されている大震災対策へ活かすことが大切です。そこで、私が参加した大学病院医療チームが行った東日本大震災での支援活動に関して紹介するとともに薬剤師活動における問題点などもお話ししたいと思います。
 

2.医療支援活動概要

2011年3月11日14時46分。その時私はICU/CCU病棟にて業務を行うとともに実務実習生の指導にあたっていました。丁度面会時間であったため患者のご家族とともにベッドサイドにて人工呼吸器、CHDF、PCPSなどの医療機器の転倒を防いで揺れがおさまるのを待った記憶がよみがえります。衛生管理者という立場であったため防災担当スタッフとして、薬剤部員の安否確認、各部署の状況把握を行った後、DMAT持参薬品の準備に取り掛かりました。17時には当院DMAT(医師2名、看護師2名、事務員1名)が被災地に向けて出発しましたが、報告されているように、被災地はこれまでの震災とはまったく異なる状況であり、外傷外科を中心としたDMATは有効に機能せず、DMATとは異なる目的を持つ医療支援チームの派遣が必要でした。その後3月17日から6月15日までの約3カ月にわたり、当院の医師、薬剤師、看護師、事務員のチームにて宮城県石巻地区と南三陸地区、東松島地区、岩手県気仙沼において、継続的に医療支援活動を行いました。派遣した職員は138名にのぼり、こころのケアチームでは平成24年3月まで精神神経科医が長期支援を行いました。当初は東大病院だけのチームでしたが、後に国立大学病院でのリレー方式による医療支援活動に切り替わり、他大学病院と連携を取りながら活動を行いました。


(次ページ)3.被災地での医療支援活動内容・・・

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